西森洋一のインスタグラム(nishimori_monster) - 11月21日 15時40分

❗️日記です❗️
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今日は僕の誕生日だ。　41歳になった。　
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だがしかし、夕方からは絶食。 そして、夜からは下剤を飲まないといけない。
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何故か……。
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それは明日、大腸のポリープを切除しに行くからだ。
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やってしまった。　
自分の誕生日を軽視し過ぎて、計画入院を､誕生日の翌日に設定してしまった。
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夜に、簡単な誕生日会みたいなものが､自宅であるらしかったが、何も食べられない。　
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最低の誕生日だ。
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絶食の旨を､ヨメに伝え忘れていたので、ケーキも用意されていた。
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近所に住む､ヨメのお姉さんと、四歳の息子もやって来た。
二階のリビングには､わんさか人がいる。　
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18時……特に何も出来ないので、僕は一階の自分の部屋でゴロゴロしていた。
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暇。　何も食べれないって､非常に暇。　暇過ぎてタバコの本数も増える。
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自分の部屋のベランダに出て、スマホ片手にタバコを吸う。
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吸っていると､何やら二階から､爆音が聞こえてきた……。
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「ハッピバ〜スデ〜トゥ〜ユ〜〜〜！！」
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え？何で？　本人おらんのに？
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「ハッピバ〜スデ〜トゥ〜ユ〜〜〜！！」
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何が？　それは俺に向けてのやつか？
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「ハッピバ〜スデ〜、ディア〜、パパ〜〜」
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僕へのようだ。
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目の前に僕が居るぐらいの大合唱。 　本人が居ないとは思えない､テンションの高さ。
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タバコを吸うのを辞めて､二階へ上がることに。　
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まだ､絶叫で唱っている。　
階段を上がりながら､二階の方を見ると、リビングの電気が消えている。
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歌がやんだ。
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階段を半分､上がったぐらいで、これまた､誰のかは分からないが、大きな息遣いの、、
「ふ〜〜〜！！」　が、聞こえてきた。
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代理で､ロウソクを消した奴がいるようだ。
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僕が階段を全部､上がったところで電気がついた。
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リビングに入ると、もうヨメがケーキを切り始めていた。
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本人不在､誕生日会。　
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「ゴメンな〜、今日食べられへんの知らんかって〜ん」と、ヨメ。
言いながら､巨大なフルーツタルトを切っている。
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僕は、ケーキの中でもタルトが､一番嫌いだ。
昭和生まれのせいか、生クリームに絶大なる信頼をおいている。
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ということは、今切っているのは、僕以外が､堪能する為のケーキだ。
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これはなんだ？
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これはただ……「みんなで唄い終わりにケーキを食べる会」だ。
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そこに､たまたま、誕生日当日の僕が遭遇しただけ。
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まあでも、目の前で唄われても､どんな顔して待っといたら良いのか分からないので、良しとしよう。
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おやすみなさい。
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中々、トップが良くなってきた👍🏻

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