大桃美代子のインスタグラム(miyoko_omomo) - 11月20日 08時50分
おはようございます。
大桃美代子です。
タレントをしたり、時々女優、農業ジャーナリスト、見せ方コーチング、新潟食料農業大学の客員教授をしたりしています。
今日は私が「地方活性化に力を入れるわけ」をお話したいと思います。
新潟県魚沼市に生まれ育ち、稲穂が揺れる田んぼが原風景です。
父は長男で兼業農家、サラリーマンをしながらお米を作っていました。
なんでお金にならないお米作りをするんだろう?町で働いたほうが儲かるのに、、、
もっと家族との時間を作ってもいいのに、、、と土地を守るという意識の父の効率の悪い働き方に不満を持っていました。
現在は高齢になったことで、農業をやめ、
やっとゆっくりしてくれる、、、と思っていたのです。
「東京に遊びに来たら?」と誘ったら、
「村の集まりがある」
「お寺の掃除がある」と田舎の役員になっていてなかなか忙しい。
これじゃあ農業をやめた意味がない!と思っていました。
実は田舎のお寺には「住職」さんがいません。
空き寺になっているのです。
年季の入ったお堂は雨戸の立て付けが悪く、開け締めにガタガタ音がします。
そのお寺の鍵をもち、管理をしているのが父なんです。
空気の入れ替え、行事の時の花を買ったり、隣町の住職を迎えに行ったり、
豆まきで子どもたちにあげるお菓子を買いに行ったり、、、
お寺のために動いているのです。
ほぼ、ボランティアです。
裏庭の草に除草剤を撒いたり、、、こまごまとした作業で毎日のようにお寺に向かい、
整備しています。
何人かで分担しているので
「高齢だし他の人にまかせたらどうか?」と提案しても
「みんな大変だからな〜」と自分の時間を使ってお寺の管理をしています。
先日田舎に帰った時、
お寺の裏の睡蓮を見せてくれました。
「写真を撮ってブログに出せ!」と、、、
私のSNS投稿のことまで気にしてくれています。
ガラケーで見ることもできないのに、、、。
自分の生まれ育った集落を維持するために命を注いでいます。
お金にも仕事にもならないことを大切に生きる。
この姿に感動しています。
私の人生を変えた出来事があります。
新潟県中越地震で地元が被災地になり、
壊れた姿を見た時です。
いつも変わらぬ田舎が壊れて、ご近所さんが落胆し暗さが立ち込めていたのです。
「絶対復興する!その姿を伝えたい」と思ったのがきっかけでした。
復興の姿を伝えるため、地元を継続的に見てもらうために始めたお米つくり。
復興米として、売上の一部を義援金に(今は義援金は終わっています)、小学生たちと食育や農業を知ってもらうため、、、
に始めました。
最初は父の手助けもあり、お米を作ることにしたのです。(桃米、古代米)
現在は場所を新潟市に移し、木津みずほ生産組合に栽培してもらっています。
地元、地域つくりに関わって行ったきっかけでした。
地域を愛し、情熱をかける人がいます。
地域つくりは、基本的に地味で、SNS映えしません。
活気って目に見えにくいのです。
誰に褒められなくても、その土地で頑張る人がいます。
その姿を見つけると「涙がでる」のです。
「ねえねえ見て、ここでこんなに頑張っている人がいますよ〜」って知ってもらいたくなるのです。
共同通信社と地方46の新聞社が一緒になり、
「地域再生大賞」という地域活性化にがんばる団体を見つけ表彰する賞があります。
その選考委員を11年させていただいていますが、
今年も素敵団体がたくさんエントリーされています。
限界集落の小さなアイディアが、全国の活性化のヒントになったり、
日本の問題の縮図がそこにあります。
そこに携わる人の「この土地のためにやらずにはいられない」湧き上がる思いがあります。
心の奥から出てくる、キラキラした純粋なもの。。。
「志」、、、やらずにはいられないこと。。。
本当に自分がやりたいことを、素直にやっている人に出会います。
地域活性化の活動につながる、アイランダー2020をご紹介します。
離島の食材、生産者を知って食べるへ。
@washoku.st
で購入もできるようになるそうです。
島の暮らし、人が紡ぐ味を食卓へ。
フォローしてみてくださいね。
#そろそろ写真変えます
@washoku.st @大桃美代子 #地域活性化#お寺#地域おこし
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2020/11/20