吉家章人のインスタグラム(akihitoyoshiie) - 11月25日 18時35分
新事件
出稼の男と娼婦が出会う。二人はラブホへ。
娼婦「二万円」
出稼「二万なんか持ってねえ」
娼婦「幾ら持ってるの」
出稼「一万五千円」
娼婦「じゃあそれでいいから頂戴」
出稼「駄目だ!」
払う払わないで二人は揉み合いになる。頭に血が登った出稼が娼婦の首を絞めてしまうが、娼婦は精一杯の力を込めて出稼を押し飛ばす。出稼は突き飛ばされた拍子に痛めていた左腕を更に痛めてしまう。動かない出稼。冷静さを取り戻した二人。
落ち着きを取り戻した二人は身の上話になる。
娼婦「あんた出稼の人。田舎に帰らないの」
出稼「事故で左腕が使い物になんねえ。帰っても役に立たねえ」
娼婦「帰りたくないの」
出稼「帰りてえ。帰りてえなあ」
娼婦「帰ってあげなよ。私は帰れない」
出稼「どうして」
娼婦は介護をしていた義理の母に、生きていても意味がないので殺して欲しいと頼まれる。そして殺してしまう。それを娘に見られてしまい、娘はショックから喋れなくなってしまった。娘が治療を受ければ再び喋れるようになることを知り、娼婦は家を出て高額な治療費を体を売って稼いでいた。
娼婦「私をここで殺して下さい。そして、このお金を娘の治療費に、ここの住所に届けて下さい。もう死にたい。死にたいのよ私」
出稼「そんなことはできねえです」
娼婦「できるわ!さっき私の首を絞めたじゃない」
出稼「それは」
娼婦「お願いします。もうこんな生き方は嫌なんです。お願いします。お願いします」
出稼「分かりました。その代わり、通帳を届けたら私も死にます」
娼婦「ありがとう」
首を締める出稼。抵抗せず息を引き取る娼婦。
出稼の裁判の物語。弁護士に若山玉三郎。昭和の時代にはとても信憑性のあるストーリー。このような悲しい物語のドラマをNHKで放送していた。素晴らしいドラマ。たまにBSで再放送される。
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2019/11/25