nonさんのインスタグラム写真 - (nonInstagram)「収穫祭があったので、りんごとサツマイモのケーキを作り、持っていきました。 (長文ですの）花種さんのクラスで春から作ってきたお米の収穫祭。地域でお米作りをしてきた河内さんご夫妻の田んぼをお借りして、教えてもらい、お米を育てた半年。種から苗に育て、田おこし、しろかき、田植え、稲刈り、はさがけ、脱穀... 教えてくれる河内さんご夫妻が本当にあたたかく、子どもたちにお米のことだけじゃなく、虫のこと鳥のこと、川のこと、色んなことを教えてくれました。毎週信じられないくらい泥だらけで帰ってくるので洗濯は大変でしたが、みんな本当に楽しみに田んぼに通っていました。 10月、刈り取った稲を束ねて乾燥させる「はさがけ」中だった田んぼに、台風19号がやってきました。大量の土砂が流れ込み、ぐちゃぐちゃになってしまった田んぼ。台風が去ってすぐ、クラスのお父さん数名がかけつけてくれたところ、河内さんご夫妻が子どもたちの稲を救出してくださっていたそうです。もう自分たちの稲はあきらめる、という河内さんご夫妻の稲を、クラスのお父さんお母さん、数年前に同じように河内さんの田んぼで米作りに取り組んだ上級生の子どもたちが集まり、何日もかけて救出し、洗い、再び「はざかけ」し...田んぼを出来る限りもとのすがたにもどしてくれました。道路も電車も寸断されて、毎日どんより曇りで、自分のことで頭がいっぱいになりそうな時に、そんなふうに動ける人たちの姿を間近で見て、ほんとうに尊敬と感謝の気持ちしか湧きませんでした...。そんなことを経て、収穫したお米。河内さんがもち米で餅つきをしてくださり、小豆、きな粉、おろし大根、カボチャ、海苔、たくさんの種類のお餅と、保護者がそれぞれ持って行った一品を並べ、みんなで頂いて。その後、田んぼの最後の片付けをしました。子どもたちが「田んぼの神様、ありがとー！」と言いながら田んぼの土に触れる姿を見て、胸がいっぱいになった。河内さんご夫妻に子どもたち一人一人、用意したお花とお手紙を渡す時、担任の先生が「河内さんのあたたかい気持ちをみんなはいっぱいもらいながら、お米をつくれたね」と涙で声が詰まりながら話しているのを見て、涙が出た。そんな大切な大切なお米をいただく日が待ち遠しい。きっと、この半年は宝物みたいに子どもたちの中に残っていくものだと思う。 #シュタイナー学園 #シュタイナー #藤野」11月14日 11時54分