中村莟玉のインスタグラム(kangyoku.maruru_official) - 8月24日 18時57分


昨日発表させていただきました。
今年の11月の歌舞伎座で、師匠・中村梅玉の養子として、中村莟玉(かんぎょく)を名乗り、披露させていただきます。
お役は「菊畑」の虎蔵を勤めさせていただきます。師匠から演目とお役を伺った時、本当に時が止まったというか、何をおっしゃっているんだろうと、ポカンとしてしまいました。

まだちょっと何もかもが夢のことのようで、考えても考えても、お伝えしたい気持ちが言葉になりません。
本当に本当にありがたいです。

劇場中継があればテレビに食いつき、雪が降れば傘を持って外で助六ごっこをし、おもちゃ箱の中になぜか子ども用の足袋が入っていた、小さい頃の思い出がよみがえります。

どれだけのご縁と運に恵まれてきたか、自分のことながら途方もなく感じます。
歌舞伎役者になることは簡単じゃないんだよ、ましていつも真似してるようなお役をやれるのは本当に一握りの役者さんたちだけで、そのお家に生まれないと無理なんだよ。
子どもの僕に大人たちは、優しさから本当のことを伝えようとしてくれていました。
歌舞伎に携われればそれでいいと言いながら、それでも、役者になれると信じてよかった。どれだけ説明しても、信じて疑わない僕の気持ちを尊重してくれた家族に、心から感謝しています。
一度も家族から、歌舞伎役者になって欲しい、歌舞伎をやってほしいと言われたことないんです。
ただただ、僕の夢を応援してくれました。それが本当に嬉しかった。

家族だけでなく、僕の夢を叶えるために、本当に多くの方が支えてくださいました。どれだけ感謝してもしきれません。

「過去が咲いているゐま、未来の蕾で一杯な今」
陶芸家・河井寛次郎の言葉です。とても素敵で大好きな言葉です。

感謝の気持ちを伝えたい方々に、つぼみが咲いているところを少しでも見せられるように、今頑張りたいと思います。
「中村梅丸」師匠からいただいた大切な、そして大好きな名前です。正直、最初に「莟玉」になると聞いた時、戸惑いました。
先輩方や、お客様皆さんから名前を呼んでいただくことが本当に嬉しかったし、そのお力のおかげでここまで頑張れたところもあると思うので、梅丸でなくなるということが、なかなか受け止めきれませんでした。
自分が名乗った名前がこんなにも惜しく感じられる、そのこと自体がどれだけ幸せなことか、今まで応援してくださった皆さんに本当に感謝しています。
丸ちゃんじゃなくなるの?もうまるる って呼べないの?先輩の中にもそう言ってくださる方がいて、うれし寂しい気持ちです。
これから先、どのように呼んでいただいてもありがたいですが、僕はやっぱり今まで通りの呼び方で呼んでいただけたらうれしいです。

今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。

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2019/8/24

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