奥浜レイラのインスタグラム(laylaokuhama) - 7月3日 17時53分

#ホットギミックガールミーツボーイ は、特に前半の青春パート(と私は呼んでいる)のカメラと被写体の近さや、コロコロと細かく変わるカット割り、テンポの早いセリフのやりとりが、自分の10代の頃の視点や思考そのままだった。
あの頃は自分の半径50センチ以内で明日生きる世界が大きく変わっていたし、多分それが自分のすべてだった。

撮影は今村圭佑さん。(たまたまですが、同じ日に『新聞記者』を観て2作品とも今村さんだった)
作品のエモーショナルな手触りの裏側には、カメラワークやセリフのテンポ、編集など緻密な計算があったんじゃないかな。
そのあたりはシーン毎に検証したくなったし、もし山戸監督と今村さんのトークがあるなら聞きに行きたい。

現役アイドルである主演の成田初役の堀未央奈さんが、「○○○は私のものだ」と言ったところが個人的なハイライト。
あのセリフを彼女が言うことは意義深い。(原作ものではあるけれど、そこまでの初の描き方や亮輝のセリフの追加も含めて、見事な確信犯)
女の子と主体性。このテーマにグッときたし、山戸監督らしく表現されているなと思った。

それから、本作をもし東京都内で観るなら豊洲か渋谷の映画館がオススメ。
彼らが見た景色と、今の自分に見えている景色。そのあたりも一緒に味わっていただけたらと思います。

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