DECENCIA(ディセンシア)のインスタグラム(decencia_official) - 5月20日 19時07分

by any other name
「他のどんな名前だったとしても」

シェイクスピアが「ロミオとジュリエット」の中で描いた、象徴的に登場するセリフの一つです。 「名前に何の意味があるのか。薔薇と呼ばれているあの花が他のどんな名前だったとしても、同じように芳しい」

このドラマティックな物語で語られて以降by any other nameはイギリス文学において、薔薇を表現する言葉の象徴とされています。

ちなみに、薔薇の起源はかなり古く、紀元前2000年頃のバビロニアで書かれた「ギルガメッシュ叙事詩」の中に登場する一節「花を嗅ぐイシュタル」と書かれたものが、最古の薔薇の文献と言われています。

また、古代ローマの貴婦人達が、最も愛した香りが「ローズウォーター」だったそうで、その最も贅沢な使い方は、入浴に用いる事だったそうです。

薔薇を表現する時、まずはじめに「香り」がある。

実際、この香り成分は研究によって解明が進んでおり、日々のストレスを癒し、女性ホルモンを整える等、嬉しい効果が多く認められています。

古より人々を引き付けてきた香りにはしっかりと意味があった。

今日でさえ、まさに花の盛りを迎えた薔薇を街角で見ると格別な気持ちになります。

ここまで長い年月をかけて、人々を引き付けてきたこの花の旬は5月から6月にかけて。
まさに今が花の盛りとなります。

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Photo : @namiko_kitaura_photography
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