フルカワミキのインスタグラム(miiikiiicom) - 4月27日 20時18分


BONE MUSIC展 @ BA-TSU ART GALLERY 「レントゲンレコード」の存在は、昔何年も前にドキュメンタリーを観て知っていたが、

今回はイギリスからのキュレーターが五年前に蚤の市で見つけたことから発展した展覧会だそう。

衝撃を受けたあのレコードを生で観れました。

昔、旧ソ連で西欧のRockやJazzが禁止され聴けなくなるという時代がありました。

音楽への枯渇感を打ち破る方法として、ある男が使用済みのレントゲンシートを医者から買い、
ラジオやテープを駆使して音をシートにカッティングした海賊版=ブートレグ を作ったことから始まります。
アンダーグラウンドで売り買いして楽しむ人達が出てきました。

それを知った体制側は、そのような音楽愛好家達に対抗し
「思慮深さの皺もない愚かな人達」「ダンスで足を揺らせば床板が抜けそう」などと嘲笑、バカにする印刷物や映像を作りプロパカンダをします。

そのプロパカンダ映像も観れたので面白かったです。

ブートレグを作った人は、ナイフを突きつけられレコードとお金を取られる「ゆすり、たかり」にもあったそう笑。

枯渇感・抑圧を打破する方法を考える人、
それを簡単に力で略奪し金稼ぎを主として引用するギャング的発想…

これらのお手製の違法ブートレグのレコード達は、元は音楽への渇望・愛好し、抑圧からすり抜ける反発から生まれたのであり、
友人であるはずの音楽を苦しめるためのものではありませんでした。

時代が変わり解放され正規に楽しめるようになると、それらはひと時 存在意義を無くしていきますが、
時を経て、価値観について新たな問いかけや歴史を改めて感じる手紙のようなものとして改めて見出されます。

レントゲンレコードは、薄いシートですから劣化して朽ちる様子を美として扱っているのも良かったです。

簡潔で観やすい展覧会でした。
時代は違えどキュレーターのスピーチではさらっと普遍的なクエスチョンが提示されていました。

ちなみに、私はその時代ならBone musicの加担者で、思慮深さ皺の無い人だの、近隣住民から愛されない孤独な人だのとバカにされていたことでしょう。

今とたいして変わりないのだと思います。
(大味な反体制とかいう意味ではないです)

ついでに。
昔、八戸で電波の入りにくいノイズ混じりの関東のラジオ放送を、アンテナをグリグリしながら必死で耳を澄ませたことも思い出しました^ ^。 おすすめ🍡


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2019/4/27

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