堀舞紀のインスタグラム(mainohori) - 1月29日 15時11分

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15年前、
幼馴染みの男友達の家に
ブロンドのカリフォルニアガールが
ホームステイをしに来た。
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私達はいつも遊んでいた地元の
溜まり場"
で
アナログレコードをまわし
お酒と音楽とビリヤードを楽しんでみたり、
日本のクラブへ彼女を連れ出す日もあった…
そして私の浴衣を着せ
"japanese traditional style!"だと
いって七夕祭りに連れ出したり、と
彼女の滞在期間中
沢山の思い出をつくった。
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時が流れても
幼馴染みとは今でもたまに集まっては
幼き日の笑い話を交わす仲。
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実は
今回のhawaiiでとても奇妙な体験をした。
私達のステイ先の一本道を挟んだ裏手が
なんと当時ホームステイに来ていた彼女の
今の住処だったのだ。
彼女は結婚をしてcalからhiへと、
さらに、ここnorthshoreへと移り住んでいたのだ。
そして、
奇遇にも同い年の子供がいて、
(彼女の子は男の子だが)
目下子育て奮闘中であったのだ。
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幼馴染みから住所だけは聞いていたので
ふと
1人だけの時間が出来た瞬間お得意の
Googleマップで彼女の家を調べたところ
徒歩1分、、
と出た。
"近！"
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さっそく
時間を持て余していた私は
英会話能力も無いのに彼女の家へ突撃訪問したのであるw
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surprise!!!!"
なんとも迷惑な訪問者なのだが
彼女は大変喜んでくれた。
息子はお昼寝中との事で
なんと急遽私と彼女2人だけのための
貴重な思い出を貪る時間が与えられたのである。
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彼女は
ホコリだらけだわ"
と照れながらも奥から思い出の写真だといって一冊のアルバムを持ってきてくれた。
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そこには若かりし頃のたわいも無い内容で
笑い合う私達の姿があった…
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月日が流れ、
お互いに全く違う環境で過ごしていた長い時間、
むしろ一緒に過ごした時間なんてとても短かかったはずなのに
私達の思い出には
その瞬間が色濃く残り
今こうして導き合うようにして再会し
2人の子供達を目の前に
大自然の織り成す満天の星空や涙で滲むほどの夕陽の美しさを
共感し合うという奇跡…
なにかとても不思議で、
満ち足りた感覚に私の心は埋め尽くされたのだった。
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再会した日、
彼女の家の裏口の方が我が家に近かったので
案内され、
またすぐにね"
と約束を交わし帰りかけた時…
不意に
ちょっとまって"
と呼び止められた。
どーしたの？"
と聞くと彼女はとても幸せそうにハニカミながら、
ねぇ、ここに産まれたばかりのカルガモの親子が居るのよ？！mainoは見た？？"
と…
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日本で生活していると
忘れかけてしまう
ゆっくりとした"時"がここには流れている。
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小さな生命の誕生する喜び、
灯の少ないが故に見ることができる無数の星、
昔、"楽しい"を共有した言葉を超えた友達が居たこと、
そして、
自然の中で気づくものを大切な我が子へ
伝える、という行為…
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カルガモの親子を大切に見守る
今の彼女にまたこのタイミングで出会えた事が
とても嬉しかったし、
私も同じように生きたいと思った。
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人生にはいくつかのタイミングがあると思っている。
私は、
過去でも未来でもなく、
今、この瞬間を大切に過ごし、
思いきり毎日"を噛み締めたいと思っている。
それは、
これまでも、これからも変わらず、
それこそが私の幸せの価値観なのである。
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