「hal」店主の後藤由紀子さんのエッセイを、当店メルマガでお読みいただけます。 ・ タイトルは「20時のおつかれさま」。一日の終りにぴったりの内容でをお届けしていますよ。 ・ 今回は特別に、過去にお届けしたエッセイをひとつご紹介しますね。 ・ - - - - - - - - - 「だいたいで大丈夫」 ・ 我が家には変なものがたくさんあり、全然キメキメではない。その加減には自信がある。でも、そう断言できるのはこれまでの変遷があってこそだと思う。 ・  地元の沼津に住んでいた頃、ドキドキして雑誌のページをめくってはボーダーはセントジェームスね、時計はブラウンね!とインプットをすることに、とても貪欲な女子高生だった。 ・  雑誌に載っていたものすべてがキラキラで、それが自分の住んでいる街にはなかったのも手伝って、東京への憧れが一層強くなった。これが100%で臨んでいた鼻息の荒い時代。 ・  実際上京してみると、そのドキドキは身近になり日常になる。自分自身もだいぶ落ち着いてきて、 雑誌で紹介されているものよりも、まわりの刺激的な友達の間で流行っている、素敵なものにフィット感を抱くように。 ・  ファッションをはじめ、インテリア・映画・音楽などカルチャーにおしゃべりが膨らみ、すべてがつながっていた。若気の至りもあって、寝ないで遊んでも次の日はハイテンションのまま仕事をこなせていたように思う。 ・  いろんな趣味の人がいてそれがきちんと共存していて自分の視野が広がった時、上から下までキメキメよりも徐々に力を抜く方向に変わっていったのだ。 ・  その後、地元へ帰り結婚して自分の家を持てるようになりひとつひとつ物選びをする際に、○○のフライパン、○○のコップ、○○のトイレブラシなど、自分の中の引き出しにあるものから揃えていくのは自然な流れだった。 ・ つい最近までそれを引きずっていた感があるけれども、ここ5年くらいで肩の力がさらに抜けたのか、だいたいの機能さえ果たしていれば基本なんでもよくなったように思う。 ・  一通りそろった暮らしのベースがあるからかもしれない。 ・  結婚したての20年前に比べ、手に取りやすい価格な上にシンプルなデザインのものが増えて選択肢が広がったことも一つのきっかけになった。 ・  もちろん銘品といわれるものは優れている。それを理解したうえで譲れるところと譲れないところが自分のなかで明確になって、頑なでなくなった。 ・ 「これを持っていれば一安心」という時は、自分の判断に自信がなかった時で今はきっと 、自分なりのものさしができた証拠だと思う。 ・  我が家には変なものがたくさんあり、全然キメキメではない。 ・  それも含めて今の身の丈に合った暮らしになり、最高に居心地の良いものになっている。 ・ (文・後藤由紀子) - - - - - - - - - 週に1回ほどのペースで不定期に配信中。お受け取りをご希望の方は、ぜひメルマガにご登録くださいね。 ・ ▶メルマガ登録は、当店サイトにて「メルマガ」と読みもの検索してみてください。当店サイトはプロフィールのリンクよりどうぞ→@hokuoh_kurashi ・ #北欧暮らしの道具店 #後藤由紀子 さん #雑貨店 #hal

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北欧、暮らしの道具店のインスタグラム(hokuoh_kurashi) - 5月17日 17時29分


「hal」店主の後藤由紀子さんのエッセイを、当店メルマガでお読みいただけます。・タイトルは「20時のおつかれさま」。一日の終りにぴったりの内容でをお届けしていますよ。・今回は特別に、過去にお届けしたエッセイをひとつご紹介しますね。・- - - - - - - - -「だいたいで大丈夫」・我が家には変なものがたくさんあり、全然キメキメではない。その加減には自信がある。でも、そう断言できるのはこれまでの変遷があってこそだと思う。・ 地元の沼津に住んでいた頃、ドキドキして雑誌のページをめくってはボーダーはセントジェームスね、時計はブラウンね!とインプットをすることに、とても貪欲な女子高生だった。・ 雑誌に載っていたものすべてがキラキラで、それが自分の住んでいる街にはなかったのも手伝って、東京への憧れが一層強くなった。これが100%で臨んでいた鼻息の荒い時代。・ 実際上京してみると、そのドキドキは身近になり日常になる。自分自身もだいぶ落ち着いてきて、雑誌で紹介されているものよりも、まわりの刺激的な友達の間で流行っている、素敵なものにフィット感を抱くように。・ ファッションをはじめ、インテリア・映画・音楽などカルチャーにおしゃべりが膨らみ、すべてがつながっていた。若気の至りもあって、寝ないで遊んでも次の日はハイテンションのまま仕事をこなせていたように思う。・ いろんな趣味の人がいてそれがきちんと共存していて自分の視野が広がった時、上から下までキメキメよりも徐々に力を抜く方向に変わっていったのだ。・ その後、地元へ帰り結婚して自分の家を持てるようになりひとつひとつ物選びをする際に、○○のフライパン、○○のコップ、○○のトイレブラシなど、自分の中の引き出しにあるものから揃えていくのは自然な流れだった。・つい最近までそれを引きずっていた感があるけれども、ここ5年くらいで肩の力がさらに抜けたのか、だいたいの機能さえ果たしていれば基本なんでもよくなったように思う。・ 一通りそろった暮らしのベースがあるからかもしれない。・ 結婚したての20年前に比べ、手に取りやすい価格な上にシンプルなデザインのものが増えて選択肢が広がったことも一つのきっかけになった。・ もちろん銘品といわれるものは優れている。それを理解したうえで譲れるところと譲れないところが自分のなかで明確になって、頑なでなくなった。・ 「これを持っていれば一安心」という時は、自分の判断に自信がなかった時で今はきっと 、自分なりのものさしができた証拠だと思う。・ 我が家には変なものがたくさんあり、全然キメキメではない。・ それも含めて今の身の丈に合った暮らしになり、最高に居心地の良いものになっている。・(文・後藤由紀子)- - - - - - - - -週に1回ほどのペースで不定期に配信中。お受け取りをご希望の方は、ぜひメルマガにご登録くださいね。・▶メルマガ登録は、当店サイトにて「メルマガ」と読みもの検索してみてください。当店サイトはプロフィールのリンクよりどうぞ→@北欧、暮らしの道具店#北欧暮らしの道具店#後藤由紀子 さん#雑貨店#hal


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2018/5/17

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