偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 5月11日 16時12分
第65回産経児童出版文化賞大賞を受賞! 数十秒間のできごとを切り取った美しい絵本『よるのおと』
・
池のほとりを歩いている、ほんの数十秒。そんなわずかな時間を切りとって、その間に起こる小さなドラマの数々を描いた絵本、『よるのおと』(たむらしげる 作)。きょうは、5月5日(土)に発表された第65回産経児童出版文化賞の大賞にも輝いた、この絵本の魅力をご紹介します。
・
夜、男の子が外を歩いています。おじいさんの家に向かっていて、もうすぐ到着するところです。「ああ、やっとついたよ。おじいちゃんのいえ」
・
もうおじいちゃんの家はすぐそこに見えていて、家のまわりの様子が描かれています。大きな池、池の水を飲む2頭のシカ、リリリリと鳴く虫、ポーッと遠くで汽笛を鳴らす機関車……。
静かな夜です。
・
このあと男の子がおじいちゃんの家にたどりつくまでは、わずか数十秒。この絵本では、そのわずかな時間に、男の子のかたわらで起きている一瞬のドラマを描いています。
・
池では、パチャパチャとシカが水を飲んでいます。池の中には魚が泳いでいました。
・
さらに近づいて、池に浮かぶ葉っぱと、その上のカエルが登場します。クワクワッと鳴くと、先ほどの魚がすぐそばを泳いでいきます。
そしてどこかから、ホーホーという鳴き声。木の上でフクロウがじっと何かをねらっていたのです。
・
やがてフクロウは木から飛び立ちました。さて、このあとはどんなドラマが待っているのでしょう?
耳をすませると、描かれていない「よるのおと」までもが聞こえてきそうな一冊です。
・
また、絵本で印象深いのが、全体に広がる美しい青色です。実はこの色、4つの特色の版を重ねるというかなり特殊な方法で印刷され、こだわりぬいて作られているのです。
・
絵本の中に流れる静かな時間、工夫をこらして表現された青色は、本物の絵本でしか味わえません。ぜひ実際に手に取ってみてくださいね。
#偕成社 #kaiseisha #公式アカウント #絵本 #児童書 #よるのおと #たむらしげる #夜 #青 #ブルー #特色 #産経児童出版文化賞 #大賞 #受賞 #カエル #フクロウ
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
144
0
2018/5/11