東紗友美のインスタグラム(higashisayumi) - 7月30日 21時52分
8月26日公開#幼な子われらに生まれ を鑑賞?
離婚も再婚も、決して珍しいことではなくなった今、改めて家族について、心と心の結びつきについて考えた映画でした。
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悩んで悩んで、もがいてもがいて。
そうして、ちょっとずつ進んで。
決して理想通りにいかない現実と折り合いをつけて生きていく。
「生きるってこういうことだよね」と、心に詰まるものがありました。
留まりたい時には漂ってしまい、流されてしまいたい時には動けなくて。
キラキラと瞬くような瞬間だけが人生じゃないこと。
最後は、そっと柔らかいブランケットに包まれたような感覚になりました。
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何も出来なくても良い。
ただ、そばにいるだけで良いんだ。
家族との関係がなんとなくうまくいかなくなってしまった時にも見ると心の持ち方を良い方向に変えてくれる映画だと思います。
父とは何か。
家族観だけじゃなく父性観について。
わたしは思春期の頃、父とどのようなやり取りをして過ごしてきたかが紙芝居のように脳裏に浮かんでいて消え、しばらく父との時間について考えていました。
12歳の時、私はどんな女の子だったかを探す旅のようでもありました。
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そして浅野忠信さん、田中麗奈さん、宮藤官九郎さん、寺島しのぶさん、三人の子役の方々、もうキャストがみんな良いんだ。
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特に、浅野忠信さんの目と声が良かった。
自分の辛さをギリギリまで隠していた寂しげな目。
語りかけるような声色。
これがまた、この映画の世界観をおおいに作り出していて。
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原作は直木賞作家#重松清 さん。
脚本は、著者である重松さんと映画化の約束を本が発表された21年前に交わしていたという荒井晴彦さん。歳月を経て、ようやく産声をあげた幼子われらに生まれ。
重松清さんもインタビューで答えていたようにこの映画は時を越え、イマの物語となっていました。
普遍的なテーマなので、多くの人の心に響くのではないかと思っています。
8月26日公開です。
2枚目の写真は映画#繕い裁つ人 トークイベントで監督とご一緒した時のもの。
三島さんの映画は、登場人物の感情の機微が繊細に描かれているので他人事のような気がしなくて。
鑑賞後には映画の登場人物の人たちが自分のよく知っている人物のように思えてくるんですよね。
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2017/7/30