yohakuさんとは、うなぎの寝床の白水代表に紹介してもらい知り合った。Tシャツをずっと作りたいと言っていて、それならyohakuさんとやってみたら?と提案してくれたのがシラくん。それから1年かけて「パン屋のTシャツ」が完成して、去年の10月に販売を開始して今までで900枚ほどがお客様のもとに旅立った。 ・ パン屋のTシャツは現在生産中で、今年の秋には1200枚のTシャツを再入荷する。恐ろしい数だ。それで火曜日の東京出張では来年の計画を立てて、4000枚のパンTを生産することにした。900枚の販売実績で、これから5200枚作る。アホかもしれない。 ・ なぜそんな無謀な計画を立てているのかと言うと、色んなわけがある。まず、みんなが手にしていている多くの服は日本製ではない。yohakuさんは秋田に縫製工場を持っていて、パンTもパン帽もみんなそこで縫っている。工場には働いている人がいて、常に仕事がないと困るから、色んなブランドの服を縫っている。10個単位で発注するブランドもあれば、何千という単位で発注するブランドもある。 ・ 現在の多くの服作りは、シーズンや年ごとのコレクションで毎回型が変わる。つまりは毎回違うものを縫うことになる。それで夏や冬の季節代わりの時にセールをするという売り方をする。もちろんセールすることは織り込み済みで定価がつけられる。だからよい服でなくとも高くなるのがセオリーだ。 ・ その裏でファストファッションが生まれた。縫製も布も生産背景もあまりよくなくても、とにかく安くてそれなりでワンシーズンは着ることができる。人々はそれに飛びついた。だからハイブランドのファッションは、本当に少しの層が買うものになり、ますます高くなった。 ・ 私が服に求めるものは、シンプルで丈夫で性別も年齢も問わないデザインで着心地がいいこと。毎年、デザインは変わらなくて良いし、いつも同じ服を着ていることに抵抗がない。私にとってのファッションは、人からよく見られることが目的じゃない。自分が気持ちいい服を着たい。尚且つ、作っている人や工場がよくなる仕組みだったら最高だ。 ・ パンTは布から生産している。布が上がるまで2ヶ月間かかり、それから工場で縫製し、さらにできたものを製品染めをしている。今の仕組みだと発注してから完成するまでに半年ほどかかる場合もある。店に行っても買えないTシャツは定番とは言えない。 ・ 計画的に1年かけて生産すると、布屋さんもストックを作ることができ生産の流れが早くなる。縫製工場の人は手が慣れてうまくなり早くなる。それで生産効率が上がりコストが安くなる。工場は定期的に仕事が入るので、安定収入につながる。日本の工場が元気になる。それでいて、セールは一切しないから、定価を品質に対して安くつけることができる。 ・ うちのパンは2種類しかない。毎日同じパンを焼いて売る。生産数も段々増やしてきたし、値下げも一切しない。背景は全く一緒だ。つまりは服もおんなじ作り方をするということだ。 ・ そういうことがやりたくて、パンTの生産計画を立てた。多分、メーカーとしてこれをやっているところは沢山ある。だけど、私は生産サイクルの早いパン屋なので、やってみないと気づかなかったのだった。さらにyohakuさんとは帽子も同じように生産し、さらに別のブランドも立ち上げることにした。定番を長く作り長く売り続ける仕組みをこれからyohakuさんと作る。渡辺さん、やりましょう!楽しみです。 ・ さて、勝負はここからだぞ。売れるのか?じゃない。いいものを作って必ず、売るんだ。それが私の仕事。 ・ 写真はyohakuでの展示会。今週日曜日までyohakuの店舗で行われている。うなぎの寝床と宮田織物と3社合同。金土日は一般の方も入れるのでぜひ行ってみてください。宮田さんのハンテンの取り扱いも今年から始めます。 ・ #management #yohaku #うなぎの寝床 #わざわざの働きかた #わざわざオリジナル #パン屋のTシャツ

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ヒラハルのインスタグラム(wazawazapan) - 7月27日 06時30分


yohakuさんとは、うなぎの寝床の白水代表に紹介してもらい知り合った。Tシャツをずっと作りたいと言っていて、それならyohakuさんとやってみたら?と提案してくれたのがシラくん。それから1年かけて「パン屋のTシャツ」が完成して、去年の10月に販売を開始して今までで900枚ほどがお客様のもとに旅立った。

パン屋のTシャツは現在生産中で、今年の秋には1200枚のTシャツを再入荷する。恐ろしい数だ。それで火曜日の東京出張では来年の計画を立てて、4000枚のパンTを生産することにした。900枚の販売実績で、これから5200枚作る。アホかもしれない。

なぜそんな無謀な計画を立てているのかと言うと、色んなわけがある。まず、みんなが手にしていている多くの服は日本製ではない。yohakuさんは秋田に縫製工場を持っていて、パンTもパン帽もみんなそこで縫っている。工場には働いている人がいて、常に仕事がないと困るから、色んなブランドの服を縫っている。10個単位で発注するブランドもあれば、何千という単位で発注するブランドもある。

現在の多くの服作りは、シーズンや年ごとのコレクションで毎回型が変わる。つまりは毎回違うものを縫うことになる。それで夏や冬の季節代わりの時にセールをするという売り方をする。もちろんセールすることは織り込み済みで定価がつけられる。だからよい服でなくとも高くなるのがセオリーだ。

その裏でファストファッションが生まれた。縫製も布も生産背景もあまりよくなくても、とにかく安くてそれなりでワンシーズンは着ることができる。人々はそれに飛びついた。だからハイブランドのファッションは、本当に少しの層が買うものになり、ますます高くなった。

私が服に求めるものは、シンプルで丈夫で性別も年齢も問わないデザインで着心地がいいこと。毎年、デザインは変わらなくて良いし、いつも同じ服を着ていることに抵抗がない。私にとってのファッションは、人からよく見られることが目的じゃない。自分が気持ちいい服を着たい。尚且つ、作っている人や工場がよくなる仕組みだったら最高だ。

パンTは布から生産している。布が上がるまで2ヶ月間かかり、それから工場で縫製し、さらにできたものを製品染めをしている。今の仕組みだと発注してから完成するまでに半年ほどかかる場合もある。店に行っても買えないTシャツは定番とは言えない。

計画的に1年かけて生産すると、布屋さんもストックを作ることができ生産の流れが早くなる。縫製工場の人は手が慣れてうまくなり早くなる。それで生産効率が上がりコストが安くなる。工場は定期的に仕事が入るので、安定収入につながる。日本の工場が元気になる。それでいて、セールは一切しないから、定価を品質に対して安くつけることができる。

うちのパンは2種類しかない。毎日同じパンを焼いて売る。生産数も段々増やしてきたし、値下げも一切しない。背景は全く一緒だ。つまりは服もおんなじ作り方をするということだ。

そういうことがやりたくて、パンTの生産計画を立てた。多分、メーカーとしてこれをやっているところは沢山ある。だけど、私は生産サイクルの早いパン屋なので、やってみないと気づかなかったのだった。さらにyohakuさんとは帽子も同じように生産し、さらに別のブランドも立ち上げることにした。定番を長く作り長く売り続ける仕組みをこれからyohakuさんと作る。渡辺さん、やりましょう!楽しみです。

さて、勝負はここからだぞ。売れるのか?じゃない。いいものを作って必ず、売るんだ。それが私の仕事。

写真はyohakuでの展示会。今週日曜日までyohakuの店舗で行われている。うなぎの寝床と宮田織物と3社合同。金土日は一般の方も入れるのでぜひ行ってみてください。宮田さんのハンテンの取り扱いも今年から始めます。

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2017/7/27

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