ヒラハルのインスタグラム(wazawazapan) - 11月25日 07時04分
わざわざで働くということ。 前編
毎日同じことの繰り返し。
こないだアルバイトさんのマネジメントの話を書いたら、わざわざで働きたいと言うコメントをたくさんいただき嬉しかったのですが、やめたほうがいいと思います。笑。
なぜって、仕事は毎日同じで変わることはなく、面白い仕事など一つもありません。粉を測って、生地を捏ねて、窯で焼き、そのパンを梱包して販売し、出荷する。商品を発注して、撮影して、オンラインに上げて、在庫管理して、数をカウントしながら毎日出荷する。毎日、おんなじ所を掃除して、昨日やった場所はまた今日も汚れていて、同じように掃除する。
小さな店の中で、毎日同じ人とおはようと挨拶して、お客様に対峙したりしなかったりして、パンや雑貨を売って、さようならと帰る。腹の立つことを言われたり言われなかったりして、時々怒ったり笑ったりしながら、やってることはいつもミニマルな単純作業で、延々とパンを袋詰めしたり、延々と段ボールを閉じたり、延々とパンを成形したり、延々と掃除したり、そんなことばかりです。
SNSを見て、実際に面接に来て仕事すると、思ってたのと違ったと言われることが多いです。1年くらいすると、大体わかったと言う感じで辞める人も多いです。あんまりにも単純作業の連続なので飽きるのかもしれません。夢を見て理想を掲げて、やることはこれか?と言う感じなのでしょうか。一つ一つの仕事はとても地味なことで、積み重ねてわざわざができている。特別なことなど、一つもないのです。
だけど、わざわざを長く知ってくれている人はよく知っていると思います。絶えず変化して着実に成長しています。地道な努力を重ねた結果、塵も積もり、緩やかなカーブを描いて変化しています。1年で分からなかった成長は、3年、5年、8年が経ち、9年目の今、目の前にある景色は変わりました。
何も面白みのない日々の仕事が、今を作る。一日一日の単純作業に目がいって、数年の楽しさを分かち合えない人は、わざわざには合わないかもしれません。
コツコツと辛抱強く一つのことをやり続けること、その作業の中にやり甲斐を見出せること、他人を思いやり感謝の気持ちでいられること、一つずつ丁寧にこなせること、店というスピードについてこれる人。そんな人はわざわざに合う方かもしれません。楽しくやっていますが、楽な仕事ではありません。楽しさと厳しさが仲良く並んでいるのが、わざわざの職場です。
後編へ続く。
#management #働くシリーズ
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
871
4
2016/11/25