北欧、暮らしの道具店のインスタグラム(hokuoh_kurashi) - 8月17日 17時59分
お盆休みで実家に帰省していたとき、小さい頃に怖がっていた壁をまじまじとみる機会がありました。「そういえば、この木の羽目板にある節が『目』に見えてきて怖かったっけ」玄関に面した廊下は、夜になると真っ暗で不気味で、廊下のむこうにある部屋に行きたいとき、数メートルの距離がなが〜く思えたんですよね。けっこう成長してからも怖がっていて、それを隠しつつ早歩きしていたのを思い出しました(笑)。例の羽目板は実家が増築されたときにつけられたもので、当時は今みたいに細かく注文するリフォームやリノベーションは難しく、大工さんにおまかせ状態だったそう。それを祖母は後になって「この羽目板は好きじゃない」と悔しそうに語っていたらしいです。けれどもう、わたしには木の節が『目』にみえることはなく、怖くもない。むしろこの壁を見ると帰ってきたな、と安心します。90歳になる祖母はもう、その悔しさは忘れているんじゃないかしら。学校やオフィスなど建物に宿る思い出はいろいろあるけれど、実家の歴史にちょっとだけ触れた帰省でした。#クラシコム今日のスケッチ#北欧暮らしの道具店#イラスト#スケッチ#里帰り
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2016/8/17
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