モルのインスタグラム(m_scape) - 10月29日 21時56分

⑥
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たっぷり過ぎるほどの朝食を楽しんだあと、腹ごなしと撮影もかねて寸又峡を散策。
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まだ紅葉には時期尚早だったが、日曜だったため家族連れで楽しんでいたり、おじいちゃんおばあちゃんの団体がいたりとかなりのにぎわいを見せていた。
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彼らの服のほうがカラフル。
自然もっとがんばれ。
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写真を撮りながら山道を下っていく。
彼女はキノコ祭りでもすんの？ってくらいなぜかキノコたくさん撮ってた。
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歩くこと数十分、視界が急に開けて寸又川と吊り橋が見えてきた。
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これかぁ♪
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とは言ってみたものの、歩ける幅も狭く下が丸見えになっている夢の吊り橋は高所恐怖症のボクにはかなり難易度が高い。
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人数制限があったので、待たされているときにちょっと心を落ち着かせる。
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青白い顔をしていたのかもしれない。
ふと視線を感じる。
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なにやら（心配そうに）下から覗き込まれる。
カッコ内は妄想。
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「モルさん、手つないであげよっか？w」
『全然へーきだし』
「ちぇっ(๑•́ ₃ •̀๑)」
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いきおいで断ってしまう。
なぜか残念そうにつぶやく彼女。
言うまでもなく会話も妄想。
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いよいよボクらの番。
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ファインダー越しに見ると意外と平気ということに気づき、先導する彼女の後姿を写真におさめながら吊り橋を渡る。
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側から見ると完ぺきなストーカー。
パーフェクト偏執狂。
言い直してみたがかっこ悪いことに変わりがなかった。
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渡ってるとき、ドキドキを一緒に体感すると恋だと勘違いするというアレ効果を期待したのだが、前後をお婆ちゃんズに挟まれ、まったく結果が伴わない。
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ダットンとアロン。もっとちゃんと吊り橋効果研究しろ。
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その後の散策では、別の吊り橋を渡ることもなく、彼女と手をつなぐチャンスはこなかった。
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最初の提案を断ったのが悔やまれる。
脳内会話だけど。
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#手つなぐの好き
#吊り橋だらけの渓谷ってどっかありませんか？
#もしくは必ず恋に落ちる吊り橋
#ドキドキ効果を狙って女のコと絶叫マシンに乗っても自分がダウンするタイプ
#でも富士急は行ってみたい
#無許可キャプ２
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