モルのインスタグラム(m_scape) - 6月18日 20時37分

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写真部のみんなで1か月も前から予定をあわせて行ったディズニーシー。
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ボクはこの日を他のメンバーの誰よりも楽しみにしていた。
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というのも、いつもモデルとして接してる彼女と友だちとして遊ぶ機会なんてそうないからだ。
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このチャンスにどうにか今より仲良くなれないかな♡と期待しつつ当日を迎えた。
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いい大人4人が開園ダッシュをかまそうかという気合でスタートしたが、シーのMAPは全てアタマの中に入っているという彼女のおかげで、ファストパスの待ち時間に撮影をこなすといった完璧なスケジューリングをこなし、乗り物も撮影もすべてが順調に進む。
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雨予報だったが傘が必要になるほどではなく、しかも人も少ないという最高のコンディションで主だったアトラクションは昼前にはほぼ制覇した。
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混み合う前に入ったレストランで昼から乾杯し、4人のテンションもさらに上がる。
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インディ・ジョーンズ・アドベンチャーの落下地点では最高傑作の写真が撮れ（撮られ？）、ＬＩＮＥのグループ画像をすぐにそれに変更し、みんなで大爆笑した。
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午後からは彼女の友だちの女のコも1人加わり、撮影に花が添えられる。
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5人で洞窟みたいな空間で思い思いの写真を撮ったあと、園内を散策してると雲が晴れてでっかい月がタワーオブテラーの横に見えた。
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綺麗〜꒰*✪௰✪ૢ꒱
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手すりに並び夕月を眺めながら思いに耽っていると、ふと隣の彼女と手がふれた。
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びっくりして目を見合わせつつも、お互い手を離さずにそのまま月を眺める。
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みんなに見つかるかもというドキドキ感がさらにいけないコトをしている気分にさせる。
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（このまま思いきって手を繋いじゃおうかな）
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と思ったのもつかの間、みんな撮り終えたのか移動の声がかかり、お互いなにごともなかったように離れ、皆に混ざって行った。
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夕暮れの中の散策を終えハンバーガー屋さんでご飯を食べたあと、今度は夜景を撮ろうと海底2万マイルで撮影していると、ふらっと彼女が隣にきた。
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「さっきはなんで手くっつけたままだったの？」
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カメラの前に顔をだし覗き込むように聞いてくる。ちょっと何かを期待しているようにも聞こえた。
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（ボクの気持ちはまだ彼女には気づかれてないはず...）
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ファインダーを覗いたまま、動揺がバレないようできるだけ抑揚をつけずにこたえた。
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『動かすのめんどかったから』
「あっそー。じゃ今もめんどくさい？」
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今度はボクの腕に身体ごと絡みついてくる。
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『おわっ？！』
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思わず声を出してしまう。
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（腕にしがみつくのはやめてくれ。夏服なんだから。すごく柔らかいんだから。ほんとぷにゅって感じだから）
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腕に押し付けられた感触を名残惜しみつつも
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『ちょ、カメラ揺れる』
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照れ臭さを隠そうとぶっきらぼうに言ったのがまずかったのか、ビクッと身体を縮こませると、怒られた子どもみたいにおっきな瞳に涙を浮かべて、声を絞り出すようにいう。
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「あたしとこうするの...いや？」
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え？なにその反応。
彼女ももしかしてボクのこと...
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と、リクエストされたアングルを撮ろうと60秒露光してる間ずっとこんな展開を妄想していましたが、風景写真には目もくれずポトレ撮影を楽しむ他の4人の姿が妬まし...いや、羨ま...えっと、けしから...とにかく許さん！！仲間に入れろください！！！
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#複数で行っても安定のボッチ
#風景屋さんの性
#こう見えても本人はかなりポトレも楽しんでる
#下手くそだからアップできないだけ
#ハピネス
#ははっ
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