eriのインスタグラム(e_r_i_e_r_i) - 10月18日 22時50分


愛してた

どんな些細なことでも
思い返すとすべてが愛の衣をまとってた

誰に対しても
分け隔てなく優しい人
飾らないそのままで根っから優しかった
スーパーで働いてる人や銭湯の受付のひと
そんな初対面のひとにも
いやもうそれが人間でなく動物でも
ぜんぶに等身大で触れ
あたたかい言葉をつかうひとだった

環境問題がとかそういう話のもっと手前で
生きてた
おみずが汚れるのやだからって
洗う前のお皿を丁寧に古新聞で拭く
ゴミは出さないようにとても気をつけていて
どうしても出てしまう最低限のビニール袋
なんかも再利用できないようなゴミまで
いったん丁寧に洗って、畳んでいた(そのまま捨てることもできるのに)
自分がどう生きたいかとてもよく
考え見極めているひとだった

おいしいものが大好きで
贅沢なものとかでなく
旬の、自然のものを喜んで食べていた
ほんとにおいしいとき
嬉しそうな顔して「うまあ」と言ってるのを
みるのがすきだった
美味しいものがもっと美味しく感じるから

マッサージをするのが
じょうずだった
さわるところからじわじわと温かくなるような、いたんでるところがまるでみえてるような、慈しみの手を持っていた
お互いたくさんマッサージしあった

いつも音楽の中にいたようだった
隣にいると
小さくハミングしたりリズムをとってて
よくよく耳を澄ますと
たとえば
うすくかかった商店街のBGMのような
背景の音なんかとリンクしていた
きっとオライビは日々の色んな音と
交信していたんだと思う
そして彼女のハミングはとても美しい

その容姿も、無垢な態度も、つくりだすものも
およそ普通からかけ離れていて
別の次元や星から遊びに来た生命体のようなのに、小難しいことを言ったりもせず
とんちんかんで不思議な発言もしない
'まともさ'を待ち合わせているのが
オライビの特別さを際立たせてたように思う

思えばわたしたちの会話はいつも
くだらなくて、しょうもないことで腹を抱えてのたうち回って笑った
おかしかったことを思い出すと
今こんなに悲しいのに
自然と顔がニマニマしてしまう

うちがわにたくさんの傷を抱えながら
それでも自分以外の心配をしているようなひとだった
とても繊細にひとを気遣っていた
離れていても遠くのひとを抱きしめるように
想っていたひとだった

たくさんの友人に愛されている
たくさんのひとに信頼されている
身体がなくなった今も
そのみんなの愛も信頼も
ますます大きくなっていっているように感じている

書ききれないけど
一言で言うなれば
最高にいかしたいきものだった


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2023/10/18

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