干場義雅さんのインスタグラム写真 - (干場義雅Instagram)「ライダースジャケットは、1900年代初期の飛行機乗りのレザーコートが、バイク乗りの間で広がったのが始まりと言われています。戦争が終わり、帰ってきた軍人たちが街でバイクを乗る際に、胸元に風が侵入するのを防ぐレザーコートを着ていて、バイクに乗りやすいように着丈がだんだんと短くなっていきました。1931年バイクメーカーの「ハーレー・ダビッドソン」が初めてシングルタイプのライダースを発表。その後、ダブルタイプの原型といわれるアビエイタースタイルが登場したと言われています。トレンチコートは、第一次世界大戦開戦直後の1915年、イギリス軍が西部戦線での長い塹壕（＝トレンチ）に耐えるために、コットンギャバジンやウール素材を使い、悪天候用の防水コートを作ったのが起源と言われています。襟や手首にストラップを付けて防寒性を調整できるほか、肩にケープバック、階級章を付けるためのエポーレット、フラップつきポケット、手榴弾や水筒を留めるDリングつきのベルトなど、戦闘服の機能性を基盤にしたデザインが特徴。イギリスの「バーバリー」と「アクアスキュータム」の製品が元祖と言われています。ライダースジャケット、トレンチコート……。どちらも、その昔、機能性と合理性、堅牢性を追求して作られたミリタリー由来の男性のアイテムだったものが、やがて一般に普及し、女性たちの間でも当たり前の着られるようになりました。無駄がなく余計な装飾を削ぎ落とし、必要な機能や構造だけを残した「機能美」は、時代も性別もゆうに越えるんですよね。コロナが終わり、時代で移り変わる一過性のトレンド（流行）が無意味だったとわかり、浮き彫りになったのは、時代時代でアップデイトはあったとしても、より本質的なものが残る時代に突入したことかもしれません。発表されたばかりのStella McCartneyの2024春夏ショーより。 @stellamccartney @yoshimasa_hoshiba #yoshimasahoshiba #干場義雅 @forzastylecom #forzastyle @minimalwardrobe_official」10月11日 14時19分