soarのインスタグラム(soar_world) - 8月23日 22時32分


「PTGという概念を取り扱ううえで、注意しなければいけないこともあると考えています。

一つは、今苦しみを経験している人に、成長を押し付けるものではないということです。受傷したすべてのアスリートが成長を経験し、それを認識できるわけではありません。辛いときに『その経験から成長できるものを見つめよう』と言われても、傷口に塩を塗るような行為となってしまい、心をさらに傷つける可能性もあります。

つまり、PTGはすべての人が目指すべきゴールでなく、誰もが経験する可能性のある大きな出来事に向き合う中で、結果的に経験することもある。それくらいの認識でいたほうが良いということです。

他にも、PTGを経験したからといって、苦しかった出来事自体が正当化されるわけではないということが挙げられます。PTGにおいて『成長』の側面が強調されすぎると、意図していなくても『成長できたから、受傷して良かった』という結論に導かれる危険性があります。こうした思い込みによって、本当に向き合わなくてはいけないことから目をそらしてしまう場合も考えられるでしょう。これを『イリュージョンPTG』と呼んでいます。

自分自身も、昔はよく『障害を負って良かった』『事故にあって良かった』と言っていた時期がありました。でも、今は考え方が変わりました。障害を負っていなかった人生のほうが幸せだっただろうし、楽しかっただろうなと思う自分もいます。

『障害を負って良かった』と全く思わなくなったのですが、一方で今の生活がマイナスかと言われるとそうではありません。月日を重ねていく中で、障害を負ってから出会った人や、経験したことが今の自分を作ってくれているということを実感できるようになったからです」


YouTubeチャンネルでの発信や、スポーツ心理学の研究などに取り組む中村珍晴さん。19歳の時にアメフトの試合で首を骨折し、首から下の動きと感覚を失ったそうです。今回は中村さんご自身の言葉でこれまでの経験や、PTG(心的外傷後成長)の研究結果について綴っていただきました💐


「19歳で怪我をして、車椅子生活に。『人生終わった』と思っていた僕が、Youtubeで自分を発信するようになるまで」
https://soar-world.com/2020/10/29/takaharunakamura/


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2023/8/23

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