中村松江のインスタグラム(matsue_nakamuraofficial) - 6月6日 08時39分

5月に日本映画、「最後まで行く(2023年)」を鑑賞しました。
「パラサイト　半地下の家族」等のイ・ソンギュン主演の2014年の同名韓国映画のリメイクです。
本作の前にフランスで「レストレス」として、中国で「ピースブレーカー」として、そしてフィリピンでもリメイクされてるらしいです。
なるほどリメイクしがいのある普遍的面白さを持つ物語です。
ひとつの事故をきっかけにどんどん悪い状況に追い込まれていく刑事の工藤と、彼を追い詰めるエリート監察官の矢崎の対決の物語。
疾走感と勢いがあり、熱くてとても引き込まれる良い作品です。
出演は工藤に岡田准一さん、矢崎に綾野剛さん、工藤の妻に広末涼子さん、事件の鍵を握る人物、尾田に磯村勇斗さん、同僚の刑事に駿河太郎さん、杉本哲太さん、事件に関わってくるヤクザの親分、仙葉に柄本明さんです。
ギリギリの心理状態の二人の男、工藤と矢崎を演じる岡田准一さんと綾野剛さんの演技合戦がこの作品の最大の見どころです。
そして柄本明さんの存在感が凄すぎて圧倒されます。
監督は私が大好きな「ヤクザと家族 The Family」の藤井道人さんです。
韓国映画のオリジナルとオリジナルにほぼ忠実なリメイクのフランス版は鑑賞済みですが、今回の日本版はお国柄に合わせつつ、ストーリーをもう一ひねり二ひねりしてあって、それが良い方向へ転がっているのでとても良かったと思います。
オリジナルもフランス版も日本版も全て面白いので、見較べてみるのも楽しいですね。
万人にお薦め出来る娯楽映画です。
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