中村松江のインスタグラム(matsue_nakamuraofficial) - 6月6日 08時32分

5月にアメリカ映画、「TAR ター(原題 Tar 2022年)」を鑑賞しました。
今年のアカデミー賞にノミネートされていた話題作です。
惜しくも受賞はなりませんでしたが、一見の価値ありの鮮烈な映画でした。
ベルリンフィルの首席指揮者に就任し、名声と絶対的権力を手に入れた女性指揮者リディア・ターの物語。
キャンセル・カルチャーに関する映画でもありました。
出演は主人公リディア・ターにケイト・ブランシェット、その他にノエミ・メルラン、
ニーナ・ホス、ソフィー・カウアー、アラン・コーデュナー、ジュリアン・グローバー、マーク・ストロングが脇を固めています。
監督は「イン・ザ・ベッドルーム」のトッド・フィールド。
ケイト・ブランシェットがカリスマ性を発揮して、“パワハラ、セクハラオヤジ”を見事に体現します。
フィクションにもかかわらず実在の女性指揮者の伝記映画かと思ってしまうほどの彼女の圧倒的説得力と存在感で成立している映画です。
色々と考えさせられるような内容ではありますが、とても味わい深く、見応えがあり、ホラー映画テイストがあるところも映画を一段と魅力的にしています。
お薦めです！
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