偕成社さんのインスタグラム写真 - (偕成社Instagram)「【今週のおすすめ】子どもたちの世界をありありと描く、岩瀬成子の文学作品  2024年国際アンデルセン賞日本代表候補に選ばれ、国内外からますます注目をあつめている児童文学作家・岩瀬成子さん。今回は、子どもの心を繊細にとらえる岩瀬成子作品をご紹介します。  -------------  ①『そのぬくもりはきえない』  波は、習いごとや塾で毎日いそがしい、小学4年生の女の子。あるとき、近所のおばあさんの犬の散歩を頼まれたのをきっかけに、その家で出会った男の子とのふしぎな交流がはじまります。  交流をつうじて少しずつ自分のほんとうの気持ちに素直になっていく少女の成長を描きます。  -------------  ②『ピース・ヴィレッジ』  基地の町で、米兵相手のスナックを営む祖母と父親をもつ小学6年生の楓と、「戦争反対」のビラをまきつづける父親と暮らす中学生の紀理ちゃん。年に1度、基地が市民に開放される「フレンドシップ・デー」の日、紀理ちゃんに「もうわたしと付きあったりしないほうがいいよ」と言われたことをきっかけに、それまで意識してこなかった「基地のある町に住む」ということについて楓は考えはじめます。  子ども時代から脱し、少しずつ大人へと向かっていく小学6年生の心境を、楓のことばで丁寧につむぎます。  -------------  ③『地図を広げて』  4年前に両親が離婚して、父親と暮らしている鈴のもとに届いた母親の訃報。母親のもとにいた弟の圭を家に迎える場面から、物語ははじまります。  親の離婚や死などで、あっけなくいつもの生活が終わってしまい、暮らす土地やいっしょにいる人を自由に選べない子ども時代の窮屈さ。そのなかで、お互いにぎこちなさを抱えながらも、時間をかけてゆっくりとほぐれていく家族の日々を描きます。  -------------  ④『真昼のユウレイたち』  本日発売の新刊『真昼のユウレイたち』も少しだけご紹介。  本作は、幽霊に出会った子どもたちを描いた作品集です。子どもたちの会話に思わずクスッとしてしまう、テンポのよいお話が、芦野公平さんの挿絵でさらに生き生きとしています。岩瀬成子さんの作品をはじめて読むのにおすすめの一冊です。  -------------  今回ご紹介した作品はどれも、子どもから大人に成長する過程での、子どもたちの心の移り変わりがシンプルな言葉で丹念に描かれています。「この気持ち、私も知ってた」と思う瞬間が、きっと見つかるはず。ぜひ気になった作品からお手にとってみてください。  #岩瀬成子 #そのぬくもりはきえない #ピースヴィレッジ #地図を広げて #真昼のユウレイたち #偕成社 #kaiseisha #公式アカウント #児童書 #読み物」5月29日 12時30分 - kaiseisha_pr

偕成社のインスタグラム(kaiseisha_pr) - 5月29日 12時30分


【今週のおすすめ】子どもたちの世界をありありと描く、岩瀬成子の文学作品

2024年国際アンデルセン賞日本代表候補に選ばれ、国内外からますます注目をあつめている児童文学作家・岩瀬成子さん。今回は、子どもの心を繊細にとらえる岩瀬成子作品をご紹介します。

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①『そのぬくもりはきえない』

波は、習いごとや塾で毎日いそがしい、小学4年生の女の子。あるとき、近所のおばあさんの犬の散歩を頼まれたのをきっかけに、その家で出会った男の子とのふしぎな交流がはじまります。

交流をつうじて少しずつ自分のほんとうの気持ちに素直になっていく少女の成長を描きます。

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②『ピース・ヴィレッジ』

基地の町で、米兵相手のスナックを営む祖母と父親をもつ小学6年生の楓と、「戦争反対」のビラをまきつづける父親と暮らす中学生の紀理ちゃん。年に1度、基地が市民に開放される「フレンドシップ・デー」の日、紀理ちゃんに「もうわたしと付きあったりしないほうがいいよ」と言われたことをきっかけに、それまで意識してこなかった「基地のある町に住む」ということについて楓は考えはじめます。

子ども時代から脱し、少しずつ大人へと向かっていく小学6年生の心境を、楓のことばで丁寧につむぎます。

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③『地図を広げて』

4年前に両親が離婚して、父親と暮らしている鈴のもとに届いた母親の訃報。母親のもとにいた弟の圭を家に迎える場面から、物語ははじまります。

親の離婚や死などで、あっけなくいつもの生活が終わってしまい、暮らす土地やいっしょにいる人を自由に選べない子ども時代の窮屈さ。そのなかで、お互いにぎこちなさを抱えながらも、時間をかけてゆっくりとほぐれていく家族の日々を描きます。

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④『真昼のユウレイたち』

本日発売の新刊『真昼のユウレイたち』も少しだけご紹介。

本作は、幽霊に出会った子どもたちを描いた作品集です。子どもたちの会話に思わずクスッとしてしまう、テンポのよいお話が、芦野公平さんの挿絵でさらに生き生きとしています。岩瀬成子さんの作品をはじめて読むのにおすすめの一冊です。

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今回ご紹介した作品はどれも、子どもから大人に成長する過程での、子どもたちの心の移り変わりがシンプルな言葉で丹念に描かれています。「この気持ち、私も知ってた」と思う瞬間が、きっと見つかるはず。ぜひ気になった作品からお手にとってみてください。

#岩瀬成子 #そのぬくもりはきえない #ピースヴィレッジ #地図を広げて #真昼のユウレイたち #偕成社 #kaiseisha #公式アカウント #児童書 #読み物


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2023/5/29

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