南林はるののインスタグラム(haruno_nikoniko) - 3月11日 22時17分

初期設定が終わってるんだよなぁと、自分の人生を悲観して、ふらふらとどこかへ消えてしまいたい夜、裸足で歩くには人生は厳しすぎる。だから可愛い靴を履いてゆらゆらとダンスしたいのに、心の重みで跳ねることも出来ない。生まれ変わったら炭酸水になろうかと考えたりもするけれど、本当は生きたまま炭酸水のように生きたい。

いつもより大きな月、朝ごはん、機嫌をとって、邪魔なもの全部音楽で耳を塞ぎたいのに、社会はことさらに体も心も弱い私に厳しい。

ヘラヘラ笑って食べるシュークリーム、いつもと違うカフェオレ、他愛も無い会話、全てを本気で愛しているから、裸足でボロボロの足でもくるっと回って見せるくらいなら、そこからならできないかしら。

美しいものには名前をつけて特別にしたい、だから私たちには名前があるんだね。人類がみな美しいと、尊いものだと、そんな理想論を捨てきれないから、今日飲んだコーヒーはいつもより苦かった。

君がくれた言葉も、いつか気が付かないうちに忘れてしまうのかな。忘れたくないな。

ピアスのないピアスホール、ユニットバス、私の中の名前をつけない変な渦もニキビの膿と一緒に絞り出せたら、少しはボロボロの足も愛せるだろうか。

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