鈴木あすなのインスタグラム(asunasuzuki) - 1月18日 00時01分
料理の組み立て方。
夫と料理について話していて、ちょっと面白かったのでこちらに。
今日、農家さんから送ってもらった野菜の中に紅芯大根(こんしんだいこん)があった。
これをどう料理したらいいかわからない、と夫は言った。
農家さんから届く野菜はスーパーには並んでいない変わったものもたくさん入っている。
わからない。だから使わない。
でも、それだと一生わからないままで、こんなに美味しい野菜を知らないのはもったいないよね。
だからまずは興味をもってみる。
まず切って食べてみる。
死ぬものなんてないんだから。ちゃんと食材に向き合う。
ほおほお、美味しい大根の味だけど皮がちょっと硬いな。となった。
そこで、生、茹でる、焼く、揚げる、蒸す、などの調理法が頭に浮かんでくる。
色がキレイだから生かしたいのと、ほかの料理でなかった生食にしようと決めた。
皮が硬いから塩揉みをしようか。
切り方は時間がないから早く味が染み込むようにいちょう切りの薄切りにしよう。
浅漬けにするには重量の2%くらいが好きだから、切った大根300gに対して6gだな。
塩を揉み込んで10分置いて、出てきた水気をしっかり絞って味見。これめちゃ大事。
十分美味しいけど、酸味がほしいな。
冷蔵庫にあった柑橘(だいだい)を半分絞って入れたら美味しくなった。
後は香り付けに皮を少し入れて完成。
反省点はアクが強かったみたいで少し色が悪くなっちゃったから切った後、水にさらせばよかったな。
では、これをレシピにすると、
●材料
紅芯大根 300g
塩 6g
★柑橘果汁 大さじ2
★柑橘皮 少々
●作り方
紅芯大根は薄めのいちょう切りにする。さっと水にさらす。
塩を揉み込み10分置いたらしっかり絞る。★を和える。
以上。
となり、レシピを見ちゃえば、この文字通りに作るだけでいいから、私が考えた工程は考えないよね。
大事なのは、なんでこう切るのか、なんでこの塩の分量なのか、なんで水にさらしたのか。
ここを考えられるようになると、より深い理解が出来ます。
レシピではなく、ここの考え方のシェアを料理教室でもしていきたい。
あとは私にもう少し時間があれば切り方は厚くなっていたかもしれないし、冷蔵庫に柑橘がなければ酢を入れたかもしれない。
言いたいのは、レシピって正解はないし、いくらでも応用はきく。
組み立てていけるのは素材と向き合っているからで、きっとレシピを見ながら作るだけだとこういう感覚は養われないから。
もちろん見えないゴールに向かうのは怖いから、何度かレシピを見て作り、次にレシピ見ずに挑戦するとより上達出来ると思います。
料理って素材から完成までの全体の行動を指すけど、一つ一つの決断と作業の繰り返しなんだよね。
その選択肢を知識として学び、幅を広げて自分で決断する。
だから一から作った料理がおいしかった時、自信が持てて料理が好きになれるんだろうな。
料理はそんな経験と知識の積み重ねがものをいうから、歳を重ねるごとに上手くなれるということ♡
レストランとは違い、家だと失敗が許されるから大丈夫!
私もよく失敗しています。笑
ちなみにこの紅芯大根の浅漬けは、母が残ったものを欲しいと言ってくれて私はまた自信が少しつきました。
そしてまた少し料理が好きになりました。
みんなもステイホームで大変だけど、
美味しいご飯をかみしめながら、日々を紡いでいこうね。
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2021/1/18