海江田万里のインスタグラム(kaiedabanri) - 1月11日 08時10分

今日は成人の日。新型感染症の感染対策として、全国各地の成人式は中止やリモート開催となり、残念な思いをしている新成人も多いことでしょう。
私が成人したのは1969年。世の中が70年安保で騒然としている時でしたから、地元自治体主催の成人式があったかどうかも記憶にありません。式を行っていたとしても、当時の新成人でその種の催しに参加した人はごく少数だったのではないでしょうか。
私の20歳の思い出では、当時、フランスの作家ポール・ニザンの著作集が出版され、学生の間で人気になっていたので『アデン・アラビア』という小説を読んだことを覚えています。「ぼくは20歳だった。それが人生で最も美しい時代とは誰にも言わせない。」で始まる、この小説の書き出しの印象は鮮烈で今でも諳(そら)んじることができます。しかし、小説のその後の展開がどうなったかは、残念ながら今では思い出せません。作者のポール・ニザンについても、サルトルの同級生で第二次世界大戦においてダンケルクで戦死したことくらいの知識しか、その頃は持ち合わせていなかったと記憶しています。
私のフランス文学に対する関心はその程度だったのですが、この本を青春時代に読んだことは、後に同世代のフランス人の政治家と話をした際に共通の話題になったことがあります。若い頃の読書は、その後の人生を豊かにします。
現在、一都三県に緊急事態宣言が出ており、友人との集まりもままならない日々だと思います。新成人に限らず、若い皆さんには、時間に余裕がある時にぜひ外国文学に親しんでもらいたいものです。

#立憲民主党　#衆議院議員　#海江田万里　#成人式

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