笠井信輔のインスタグラム(shinsuke.kasai) - 12月29日 16時47分
2020年の最後に深い感動を得る舞台と出会いました
PARCO劇場で上演中の
「チョコレートドーナツ」
まじめな検察官(谷原章介さん)と
ショーパブで歌うドラッグクイーン(東山紀之さん)のゲイカップルが
母親に捨てられたダウン症の少年を自分たちの子どもとして育てようとする姿を描いた、実話を元にしたヒューマンストーリーです
演出は宮本亜門さん
常に差別を受けながらも自分らしく正直に生きようとする東山さんの痛々しいまでの熱演が心に刺さりました
そして立場上ゲイと言うことを隠しながらこれ以上のない優しさで周りの人と接しようとする谷原さんの深い愛情に強く心を動かされました
特に2幕目は法廷劇になっていくのですが、東山さんと谷原さんのそれぞれの法廷での感情の発露に
もう涙なしには見られないシーンが続くのです
二人が育てるダウン症の少年を演じているのは
オーディションで選ばれた
本当にダウン症のある青年の
高橋永(はるか)さんと
丹下開登(かいと)さん(Wキャスト)です
私はかねてから
「世界ダウン症Day」のお手伝いをしていて、
イベントの司会などで
ダウン症の皆さんやご家族と交流を持っています
今回出演しているかいとくんとお母さんは
私の知り合いなのです
(プチ自慢^_^)
かいとくんのおかあさんは、
毎回緊張で、地に足がつかない感じになるそうです
オーディションに受かった時は周りの人も大騒ぎでした
パルコ劇場だなんて!すごいことになったなー!って
で、かいとくんの回を拝見しましたが、
観て本当に良かったと思いました
母親に見捨てられて辛い思いの中、ゲイの2人に希望を見いだす少年を素直に率直に演じていました
これまでもダウン症のイベントで司会をしていて、皆さんの才能に驚くことばかりなのですが、今回も唸らされました
劇場ロビーでは、かいとくんの友人のダウン症の仲間たちとも再会できました
みんなとてもうれしそうでした
そうですよね、友達があんなに頑張っている姿を観たんですから
みんなで集合写真を撮って思い出にしました
この舞台はコロナの感染者が出てしまい
初日の12月7日から19日まで公演が中止となり、
今月20日になってやっと開幕したのですが、
上演できて本当に良かった!!!
年が明けたら
上田市・仙台市・大阪市・東海市で上演予定です
そちらの地域の方楽しみに待っていてくださいね
東山さんの2曲の独唱ナンバーにやられてしまいますよ
あんな風に歌われてしまったら心震えない人はいないと思います
私はもともと20日以降にチケットを取っていたので何とか観ることができましたが、
観られなかった方もたくさんいらっしゃるはず
これほど素晴らしい舞台ですから
何とか早い形で再演が決まるといいなぁと願っています
原作は2012年のアメリカ映画
舞台を見に行けない方はぜひこちらを見てみてください
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2020/12/29