Yukiのインスタグラム(lovableraz) - 12月16日 21時05分


心臓の話。
特に小型犬に多い心疾患の僧帽弁閉鎖不全症について。
※忘れては行けないこと→なぜ多いのか?これは血統があるからです。そして、治療は、たくさんの動物実験での奪われました命の犠牲の上に成り立ってる。

過去に投稿した内容ですが、最近、フォロワーさんがこの問題に直面し、後悔されていますので、再投稿します📝(この話はまた今度投稿しますね)

Q&A形式で書いてみました。その子の年齢、その他疾患で意見は変わると思いますので参考として読んでくれたらと思います🙋🏻‍♀️
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Q.心雑音が聞こえたら?
→その雑音が小さくても精密検査(エコーとレントゲン)をお勧めします。聴診器で聞く雑音のレベルは主観であり、雑音があるかないかだけを確認するものです。
よって、治療方針を決めるのにレントゲン(心肥大、肺に水が溜まってないかなどの確認)やエコー(弁の状況や血液の流れの確認)は絶対です。検査の結果、まだお薬不要だったとしても、その時の心臓の状況を知ることで、その後の検査での変化をたどることができます。
また、心雑音の大きさと実際の逆流はおおむね比例と言われますが必ずではありません。ラズがそうでした。心雑音だけでの判断はせずどうか迷わず精密検査をしてください。
検査後、初期段階でお薬が必要ないと言われた場合も、お薬をあげるタイミングを逃さない為に、必ず定期的にエコーを受けるようにしてください。この定期検診に関しても必ずエコーで。聴診器だけの定期検診は単なる主観なので意味がありません。レントゲンだけの定期検査ではなく、必ずエコーはやってください。やらない場合、その心臓定期検診だけでも病院を変えてください。

突然、腱索が切れてしまう子、悪化する速度の早い子、それぞれなので心雑音がわかってからは1ヶ月に1度…お薬でコントロールできてるとわかるまでは短いスパンで見てもらった方が良いです。

あと、診断は合ってるけど、お薬情報がアップデートされてなくて、効果がないと証明されたお薬を処方する病院もあるので、色々と病院へ行かれるといいと思います。

Q.お薬をあげるタイミングは?
→EPIC study(エピックスタディ)ってご存知ですか?ACVIM(アメリカ獣医内科学会)でステージB2の僧帽弁閉鎖不全症の犬に対するピモベンダン投与により症状のを遅らせる効果が認められた論文が2016年頃に出てます(ステージB2に関しては写真の2枚目ご参照)
私なら、愛犬の状況がそれに当てはまる場合は迷わずすぐに投与開始します。論文の結果が全てのケースに当てはまるわけではないけど(手術以外で)現時点の最善の方法だと思うので。

Q.お薬はずっと飲ませないといけないから迷ってます。
→内服薬の目的は、発咳等の症状を抑制することです。逆流がなくならない限り、内服によって完治・投薬終了はありません。よって結果的にずっと飲ませることになります。お薬は弱りかけた心臓をお手伝いするための元気玉です。躊躇し投与時期を遅らせてしまって取り返しのつかないことにならないようにしてあげてください。

エコーがちゃんとできない獣医師も多いです。

また、獣医がだけが悪いのか。
血の濃い血統の犬を繁殖し、買う人間がいることも、犬種特有な病気を生み出す原因です。

少しでも疑問に思ったらすぐにセカンド、サードと色々な病院を回りましょう。
#僧帽弁閉鎖不全症


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2020/12/16

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