中村松江さんのインスタグラム写真 - (中村松江Instagram)「“ジャン＝ポール・ベルモンド傑作選”、これで8本目、ラストになります✨ 「プロフェッショナル(原題 Le Professionnel 1981年)」です。アフリカ某国の大統領暗殺作戦中に国家に裏切られたベルモンド演じるフランス諜報部員の復讐の物語。今回が日本で劇場初公開になる本作、今の映画で例えたらキアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック」シリーズですね。諜報部員役のベルモンドが強すぎて、007というよりも間違い無くジョン・ウィックの強さです。とにかく個人的に待った甲斐のある娯楽映画の快作でした。共演は「狼の賭け」、「愛と哀しみのボレロ」等のロベール・オッセン。彼が演じる敵役の非情な感じがなかなかの格好良さで、素晴らしかったです。監督は「警部」のジョルジュ・ロートネル。音楽は「恐怖に襲われた街」のエンニオ・モリコーネで、彼の作った哀愁を帯びた美しいメロディーが映画全体を包み込んでいます。さて、“ジャン＝ポール・ベルモンド傑作選”について最初に触れた時、この映画を高校1年生の時から見たかったと書きましたが、その理由は、当時私はフランス語を教える学校に通っており、高1の夏休みに1ヶ月間フランスのマントンという町にホームステイするという行事がありまして、現地に滞在中に暇な時間は映画を見に行きました。字幕が無いから内容はよくわからなかったけど、「愛と哀しみのボレロ」や「ラ・ブーム」等を一足先に見ることが出来ましたが、その時に見た予告編が「プロフェッショナル」だったんです。いかにも面白そうだったので、日本に帰ってから劇場で見るのを心待ちにしていたのですが、それは叶わず… しかし何と40年後にその願いは叶ったのでした。そしてもう一つの願いが叶ったというか謎が解けました。その予告編で流れていた音楽があまりにもかっこ良かったんで、数年後に「プロフェッショナル」のサントラ盤を入手したところ、その曲は収録されておらず、本編で使われていなかったのです…これが何の曲か知る術が今までずーっと無かったんですが、便利な世の中ですねえ～、YouTubeに私が見たものと同じ予告編が上がっていて、それを見ながら音楽検索アプリShazamで調べたところ、やはりエンニオ・モリコーネによるジャン・マリア・ヴォロンテ主演映画「殺人捜査(原題 Indagine su un cittadino al di sopra di ogni sospetto)1970年」の曲だということがわかりました。この映画もソフト化されてないのですが、何とかして見たいですね。何にもせよ、色々と長年の胸のつかえが取れました。 #歌舞伎 #中村松江 #ジャン＝ポール・ベルモンド #jean-paulbelmondo #プロフェッショナル #leprofessionnel #ロベール・オッセン #roberthossein #ジョルジュ・ロートネル #georgeslautner #エンニオ・モリコーネ #enniomorricone #ジャン＝ポール・ベルモンド傑作選 #新宿武蔵野館」11月27日 8時40分