中村松江のインスタグラム(matsue_nakamuraofficial) - 11月26日 22時06分

“ジャン＝ポール・ベルモンド傑作選”「警部(原題 Flic ou voyou 1979年)」です。
南仏ニースを舞台にパリからやって来たベルモンド演じる警察内部調査部の警部が汚職警官と犯罪組織をぶっ潰すお話。
映画の原題を直訳すると“刑事か凶悪犯(ゴロツキ)か”みたいになりますが、その通りで、ベルモンド扮する警部が身分を隠してやりたい放題、人を殴るは蹴るは器物破損するはの大暴れして、事件を解決する痛快な作品です。
ベルモンドの恋人役にあの「太陽がいっぱい」のマリー・ラフォレが出ていて、とてもとても美しいです。
他に汚職警官の役をジョゼ・ジョヴァンニ監督の「掘った奪った逃げた」が印象深かったジャン＝フランソワ・バルメが演じています。
彼は「恐怖に襲われた街」にもちょこっと出てましたね。
監督は「女王陛下のダイナマイト」、「チェイサー」等のジョルジュ・ロートネル。
音楽は「離愁」、「テス」等のベテラン、フィリップ・サルド。
ちょっと笑ってしまうほどワイルド過ぎる警部ですが、相変わらず体を張ったアクションも披露して、ベルモンドの魅力で最後まで楽しませてくれます。
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