松野行秀のインスタグラム(g.matsuno) - 9月21日 19時50分


明日は彼岸の中日です。
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彼岸という言葉は、サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳「到彼岸」を略した言葉であると言われています。
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般若心経という経典にも「般若波羅蜜多」という部分がありますが、この「波羅蜜多」が「パーラミター」のことであり、悟りの境地に達すること、又はそのために積むべき修行という意味を持っています。
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現世に溢れる煩悩や苦しみや欲から逃れ、自由になるために悟りの境地に達することが、仏教における「パーラミター」です。
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仏教の世界では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸、そしてその反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)と呼んでいます。
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春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになるとされている日ですが、彼岸は西に、此岸は東にあるとされていることから、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分の日は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられて、先祖供養をするようになりました。
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お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
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俗に、彼岸中は中日には先祖の供養を行い、残りの6日間は悟りの世界に達する為の六つの徳目である六波羅蜜を1日一つずつ修めるという教えがあります。
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(一)
布施・・・惜しみなく他人へ施しをすること。
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(二)
持戒・・・嘘を言わない等の戒を守り、反省すること。
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(三)
忍辱・・・不平不満を言わず苦しさに耐え忍ぶこと。
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(四)
精進・・・最善を尽くす努力を継続すること。
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(五)
禅定・・・心を平静に保つこと。
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(六)
智恵・・・真実をみきわめ智恵を働かせること。
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中でも一番大切とされる徳目が布施であると言われています。
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布施は、普段良く耳にする『寺院へのお礼』としての所謂『お布施』だけでは有りません。
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(財施)
・字の通り財を施すことで、金銭の寄付やお寺にお布施を納めること。
・様々な募金等も財施の一つです。
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(法施)
・法施とは、一般的にはお坊さんの法話のことですが、人に微笑みや優しい言葉を掛けることも立派な法施になります。
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(無畏施)
・悩みや不安を抱えている人に怖がる必要はないこと教えてあげることで、悩んでいる人がいたら相手の心が軽くなるように声をかけてあげることも無畏施の一つです。
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忙しくてお墓参りが出来ない方も、お彼岸の期間中、ほんの一瞬でも仏様のことについて思いを巡らせる・・・それだけでもご先祖様への良い供養となると思います。
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覚念行秀 合掌
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#お彼岸
#秋彼岸
#ご供養


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2020/9/21

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