和田昌哉のインスタグラム(masayawada) - 8月10日 10時39分
昨日は長野市芸術館主催、レジデントプロデューサーの「上條頌スペシャルライブ」X-Changeメンバーとアポロシアター2019年間優勝した高橋あず美ちゃんでの公演でした。
めっちゃ長いけど読んでね。
まず、こんな時期に公演が行われたことに疑問を抱く方も少なくないと思います。当然です。芸術館スタッフの方々は直前まで連日協議され、頌くんもずっと芸術館と話し合い、実際悩んでいました。僕らも「いま東京から長野に行っていいのか」というモヤモヤとした気持ちの中で公演が決まりました。
結果、芸術館のHPをご覧になるとわかりますが、通常のコロナ対策以上の厳しい対策をしてくださいました。来場者の住所氏名の登録、検温、消毒、チケットのもぎりはスタッフは行わない、会話の禁止、マスクやフェイスシールドの着用義務、舞台前への大きなアクリル板の設置、換気の強化、公演を2部にわけ休憩中に追加の換気、物販もなし、最短の滞在時間など、通常のライブの何倍もの労力とお金がかかっています。また、前日のギリギリまでのキャンセル・払い戻しも受け付けるようにしてくださいました。
僕らも東京から長野まで全員車で移動、15人は入りそうな大きな楽屋を3人ずつ使わせてもらい、舞台と写真撮影時以外ではマスクを外すことなく過ごし、公演後は即撤収。メンバーで語らうこともせず東京に直帰しました。
この公演の実現にご助力くださった芸術館の皆さん、細心の注意を払って来場くださった皆さん、ありがとうございました。
でも、僕が今お礼を言いたいのは、コロナの感染拡大を少しでも防ごうとチケットをキャンセルしてくださった方々です。
音楽の力は想像していたより大きかったし、とてつもないパワーをもらいました。
でもその分、チケットを買ってくださった全員にライブを披露できなかった悔しさに心が苦しいし、みんなで楽しむことを不可能にしたコロナウイルスが本当に憎いから...
そして、いつか皆で大声で歌って踊って楽しめるライブをするために、日本中で徹底した感染対策が必要で、ひとりひとりが人を思いやる気持ちをもって行動するべきだと改めて感じたんです。
僕は4月から今まで、仕事に出たのは2日間。それ以外はテレワークで行い、僕ができる限りの努力をしています。
それは、僕が一緒にお仕事をする大好きな方々やその友人、ご家族に自分のせいで何かがあったら悔やんでも悔やみきれないからです。
友人の叔父さんがコロナウイルスで亡くなった話、交通事故で亡くなった従兄弟のお葬式に行けなかった友人から話を聞いたことで、僕は他の人達よりもコロナウイルスの恐ろしさを身近に感じているからかもしれません。
とことん我慢しろって言ってるんじゃないんです。いろんな考えを持つ人がいる中、みんなが少しだけ気遣いをしたら、コロナウイルスの感染予防だけじゃなくて、いがみ合いも、苦しみも減るんじゃないかと思うんです。
この意見に疑問を抱く人もいるだろうなとは思いますが、これが僕の今の気持ちです。
最後に…。今日は僕の誕生日で、芸術館と出演者のみなさんが、公演直前にサプライズしてくれました。ホンマに全く気づかんかったから嬉しくて嬉しくて…。
後で聞いたんやけど、頌くんはステージでお祝いしたかったって。「自粛の気持ちでキャンセルされた方に不公平にならないように内々だけにしました」って。頌くん優しいなぁ。
そして、今週木曜日の頌くんのネットライブSho's Jamでは、X-Changeメンバー昨日の公演の曲を中心に演奏する予定です。
改めて長野市芸術館のスタッフの皆様、メンバーのみんな、あず美ちゃん、ご来場くださったみなさん、そして公演をキャンセルしてくださったみなさんに、改めてお礼が言いたいです。
ありがとう!
色々書いて考えてたら、朝になってもうた!笑
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2020/8/10