伊藤孝恵のインスタグラム(itotakae) - 8月6日 10時19分

原爆投下から今日で75年。失われた命と遺された家族の悲しみ、その後の苦難の日常を想う1日にします。

亡くなった父方の祖父は酔っ払うと必ず、戦争で亡くなった妹の話や、自分が衛生兵として戦地で見た光景について、アルバムを何十冊も持ってきて、それを1ページずつめくりながら私たち姉妹に話して聞かせました。正座の足はしびれるし、何度も聞いた話だし、かといって聞いていないと怒られるし、何というか、苦行でした。

でも「戦争は悲惨だ」という内容だけではなく「個と国家の関係」曰く、個が国家のために犠牲になることを正義とする社会の危うさや、それがこの国に起きたのはたった40年前（当時）のことなんだと、時に涙しながら語るのです。

語り継ぐ責任とは何か。
今日は娘たちと、祖父が戦時中食べていたという「すいとん」作ろうと思います。

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