イアリサのインスタグラム(_i.arisa_) - 7月15日 14時05分

海の上で遠くに雨が降っている景色を見た時、なぜ私は雨を好ましく思っていなかったんだろうと考えた。
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海に入ることは好きなのに、雨は苦手。
どちらも同じ水なのに。
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雨を大地の恵みというのも分かっているのに、そこから先の感情は無くて、可愛い長靴を履いたってお洒落な傘をさしたって好きという気持ちになることは難しかった。
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でも、海も雨も同じ水なのかと思った時に、なんだか自分の心に少しだけ雨に対しての理解というものが増えた気がした。
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私はその時モロッコにいたから昨年の梅雨をまるまる経験していない。
今年は２年ぶりの梅雨。
昨年日本に戻ってから、ずーっと自分の中に渇きというものがあって、いくら水を飲んだって潤いのあるものを加えたってどこか渇きがあってすごく変な気持ちだった。
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その渇きが今年の梅雨になってなくなった。
あぁ日本人って梅雨必要なんだな、四季があって、六季というものがあって、毎年同じようにくるもの全ては必要なものだったんだって改めて気付いた。
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モロッコの男の子に日本の写真を見せた時
なんて綺麗な緑なんだろう...
モロッコ中探したってこんな緑に包まれた場所はないよ。
と羨ましいと言ってもらった事がある。
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雨が日本の深い緑を作ってくれる。
そして雨が私たちを潤してくれる。
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毎年早く終われと願っていた梅雨の時期ももう私は何も思わなくなった。
自分で経験すること、感じることの大切さ。
改めて雨に教えてもらった気がする。
日本の雨の意味を雨に教えてもらった。
私はこれから雨と向き合うことがようやくできる。

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