末野卓磨のインスタグラム(takuma_sueno) - 6月27日 16時08分
《一瞬の快楽を求めて》
とても晴れた昼下り、外に出れば陽射しを受け、汗だくになる事は容易に想像がつく。
家の中で冷房をつけじっとしている方が快適だ。
それでも僕は、君との一瞬の快楽を求めて家を出た。
やはり暑い。
出来る限り日陰を伝い歩き、ハンドタオルで汗を拭い、早る気持ちを抑えながら歩を進める。
ようやく辿り着いたが、君は人気者で直ぐには会えない。
列に並び、汗を拭い順番を待つ。
10分程待っただろうか、だがその待ち時間すらも楽しくあっという間だった。
そして遂に待ち侘びた時が来た。
出会った瞬間、白い生地を破り少し硬く柔らかい筒を君に押し込んだ。
その後は周りの視線など気にせずに、無我夢中で君に吸い付いた。
頭がキーンとした。
その痛みすらも快感へと変わる。
火照った身体の内側へと、どんどん君が入り込んでくる。
唇から、舌に絡み、喉を這い、僕の深い所へ。
吐く息すらも全て君に満たされた。
気が付くと僕は、汗を流しながら信号が変わるのを待っていた。
夢、だったのだろうか。
手には少し濡れた、君の感触。
青になり歩き出した僕の身体に風が吹いた。
あぁ、ありがとう。
夏の空に僕はぽつり呟いた。
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2020/6/27