丹羽咲絵さんのインスタグラム写真 - (丹羽咲絵Instagram)「本屋に立ち寄ると、コピー系の本を衝動買いしがちなのだけれど、わたしは視覚だけで捉えるコピーが大好きで、ドラマや映画も素晴らしいけれど、広告は背景や状況をも一切説明せずにその一瞬、言葉ひとつで全てを想像させ、その人のいかなる状況であっても目を止めさせ、心を掴んで動かさないといけないのであるから言葉の威力が凄まじい。ちなみにこの帯に書いてあるリリーさんの言葉も好きすぎる。幸いな事にわたしの周りには『今日こんなコピーみた！』とか、『この広告、この場所にこのタイミングとか神じゃない？』とか、そういう事をラインで送りあったり話せる人がいる幸せがある。感覚的な話ができる人と一緒にいると心が満たされる。たったの一言でもその人の何十年分もの年輪があって、人生があって、それを深く深く考えてしまうとグッときて、涙が出ることもある。生きている間にどれだけ豊かな言葉に出会えるかで、人生の方向性も質も、人や物事との向き合い方もガラッと変わる気がする。わたしはまだ全然足りていない。だから本屋も図書館もすきだ。何万人もの人の人生と、何億個もの言葉とで埋まっているあの空間は、凄く神聖でもあるし厳かでもある。そんな言葉達や、その人の人生がたったの数百円、数千円で売られているのだからなんて贅沢な空間なんだと、思ってしまう。言葉も表現も、もっと貪欲に生きたいこういう事を書くと、すごく気難しい人だと思われがちなのだけれど(笑)、私は自分自身、複雑なようでかなりシンプルな人間だと思っている。」6月5日 11時20分