仲川希良のインスタグラム(kiranakagawa) - 5月22日 18時22分


#7日間ブックカバーチャレンジ 「小学生の頃から手元に置き続けている本」5.6.7冊目💨💨💨
あ、続けるんだって思ったアナタ、続けます!そして終わらせます!笑
ご興味のある方のみどうぞ😜
最後の3冊になんとなく、私を支えてくれる共通点を感じたのでいっぺんに

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子どもに漫画は与えない方針だった母がある日突然買ってきた萩尾望都の作品集「ゴールデンライラック」
幼馴染の男女2人の半生を描いた表題作は、中編ながら映画を1本見たかのようなトリップ感と余韻で……
セリフもモノローグも詩的で、暗記するほど繰り返し読みました

家が没落しても、クラブの踊り子になっても、1番に愛していたわけじゃない人と結婚しても
ひとえに自分の意思を貫くヒロイン・ヴィーがとても純粋で美しく、いつまでも少女のように思えていました

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音読が得意だった母に繰り返し読み聞かせてもらっていた宮沢賢治全集
宮沢賢治の詩的なことばは音読するのがとても似合うと思います

写真のものは色々出ている全集から表紙の記憶を頼りに大人になってから買い直したものだけど……これ「双子の星」が入ってないなぁ
改定されたのか、読んでもらっていたのはまた別の全集なのか
「双子の星」のチュンセ童子とポウセ童子が歌う「星めぐりの歌」は母が適当につけた不安定な節で覚えています
あとから楽譜があることを知って、この全集の巻末にもついているし、ラジオでふいに聞いてしまったこともあるのだけど
自分で調べて聞くことは今のところやめにしています
純粋過ぎてもろく壊れそうな美しさで光る2人の童子の歌声には、母が歌ってくれた節が合っていると思うから

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そして最後は「みどりのゆび」
はじめてこのストーリーに出会ったのは確か、公民館のようなところで上映されていた子ども向けのアニメ映画でした
純粋な心と親指で世の中を変えたチトがなぜこの世から居なくならねばならないのか、納得出来なくて泣きじゃくった思い出があります
以来たびたびそのラストシーンを思い返してはやるせない気持ちになり、原作を図書館で借りては何度も読み返していました
自分が成長するにつれ、チトは美し過ぎてこの世界では生きていかれなかったのだろう、と考えたりしたのを覚えています
これは2009年に出た愛蔵版です


ブラックなユーモアやニヒルな展開の方が好みだったりもするけれど、純粋で詩的なものってすごく強く心を支えてくれる気がします

「みどりのゆび」のあとがきで訳者が、このようなお話ばかりではお行儀がよくなりすぎてこまる、と付け足しつつも、次のように書いていました
「人間はなにからなにまで詩につつまれて生活することはできませんし、またそんな純粋な世界ばかりで生きていたら、とても生きてはゆけないでしょう。(中略)しかし、ほんとうに勇気をもって生きてゆくためには、詩が必要なこともまたたしかです。」

私の本棚から絵本や児童書が消えないのはそれだからかなと思ったりしています

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#7日間ブックカバーチャレンジ
私からバトンを受け取った、ということで @仲川希良 をタグ付けしてアップしてくださった方々ありがとうございました😊


#7days #7bookcovers #bookcoverchallenge


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2020/5/22

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