柏倉陽介のインスタグラム(yosuke_kashiwakura) - 5月18日 09時10分

社会を一人の巨大な人間として考える。一滴の血は個々の人そのもので血流は人々の流れ、都市は隆起した筋肉になる。血流が滞ると筋肉は萎んでしまう。維持するだけでも莫大なエネルギーが必要になる。
この社会は筋骨隆々の怪物だ。地上のあらゆる物を口に放り込むのをやめない無思考の生物。筋肉の鎧で覆われながら、同時に恐れている。いつか立ち尽くして宇宙を見上げるのだろうか。その先に居場所はあるのか。
傷口からずっと血が流れているのにも気づくことのできない鈍感さは必ず命取りになる。

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