伊藤直樹のインスタグラム(naokiitoparty) - 5月17日 22時07分

とても楽しみにしてた東京都現代美術館でのオラファーエリアソンの展覧会「ときに川は橋となる」は会期が2020年3月14日から6月14日なのだが、あいにく、いまだに開幕できない塩漬け状態。オラファーの場合はインスタレーションが基本なので、体験してなんぼのところがあるのでオンライン美術館ってわけにもいかない。当然、NetflixのAbstructも観たし、STAYING TOKYOの長谷川祐子さんとのトークも見たし、今回の美術手帖「新しいエコロジー」号でのインタビューもとても面白かった。でもって、この図録がとにかく素晴らしい。実は、アートの展覧会においては、インプットという意味では、展覧会そのものと同じかそれ以上に図録を重要視しています。この図録が素晴らしいのは、スタジオ・オラファーエリアソンのスタッフのインタビューが載っていること。PARTYもクリエイティブスタジオの一種になるのだが、世界でいつもウォッチしているスタジオがあって、それは、村上さんのカイカイキキであり、スタジオ・ムンバイであり、名和さんのSANDWICHであり、それとこのスタジオ・オラファーエリアソン。かならず、作品には制作の裏側があり、チームのビジョンがあり、集団制作のシステムがある。その秘密が少しだけ知れる貴重なインタビューがとても興味深い。製作者の意図を知ることが、何よりの制作のヒントになるのでとてもとても有り難い。なんとか開幕できることを祈るばかり🤞
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