木村優のインスタグラム(kimura_u) - 4月17日 19時47分
『悲劇のヒロインを卒業する』
ある時ね、思ったんですよ
あれ?って
その物語の中心となる主人公が
「私が世界を救わなきゃ」って
怖いけど私がやらなきゃって
何かを背負ってやってる時
「魔法少女まどかマギカ」のような
シリアスなテンションを持った
作品になると気づいたんですよ
その反対に
「HUNTER×HUNTER」の1番最初
主人公のゴンが
ハンター試験でハントをしなきゃいけない相手が、
ヒソカっていう激ヤバな、
当時、子供だった私の目から見ても
コイツは絶対に性犯罪者だ!と思ったくらいの🤣笑
激ヤバな相手に当たってしまった時
ゴンはね、
震えながらも笑顔で前を見据えるんですよ✨
それで友達のキルアがそんなゴンを見て
「うれしいのか、怖いのかどっちなんだ?」
って聞くんですけど
その時ゴンは
「両方」
と答えるんですよね✨
私はそのシーンを見た時に
あっ人は
何か目の前に問題が現れた時
何か新しいチャレンジをする時
何が起こるかわからない
保証がない
つまり「未知」だから
「怖さ」を感じる✨
だけどそれを、
「怖さ」と共に「楽しみ」とも捉えられる主人公の物語は
「冒険」っていう
割と明るめなテンションの物語になるなと思ったの。
「HUNTER×HUNTER」であったとしても
お話の中心となる主人公が
クラピカというキャラクターに
スイッチした時に
ものすごくシリアスなる。
そして、ゴンであったとしても、
世界を救わなきゃ、カイトを救わなきゃと
深刻なスイッチを入れてる時
かなりシリアスに展開していくと思ったんですね
つまり
アニメや漫画の中ですら
そのストーリーの中心となる
主人公のテンション
つまり
「バイブレーション」が
その物語のテンションを創っているんじゃないかと
思ったんですよ✨
それに気づいた時に
私、決めたんです
まどかマギカは大好きやし、クラピカだって超好きなんですけど
でも、自分が生きる人生は
シリアスじゃなくていいなって
何が目の前で起ころうとも
どんな環境の中にいたとしても
それを「冒険」だって捉えられる
「楽しみ」の視点を持って生きる主人公でありたいなって思ったんです✨
だから
逆に言うと
どんなに復讐に人生を捧げてるクラピカでも
めちゃめちゃかっこいいし
どんなに世界と戦う話でも
希望を見据えているのであれば
大変な思いはするけど
ちゃんと前には進んで行く
ただ、
どんなテンションで物語を進めるかは
自分で「選べる」という事
どんなバイブレーションを出して
どんなテンションの人生を創るのかは
絶対的に主人公が握っている✨
それを思った時
私はそれまでどこか 「私が私の世界を救わなきゃ」って人生に対して必死になっていたんですよね
だけど、
アニメ監督っていう
物語の外側にある
ソースの視点でそのストーリーを見れるようになった時
「私が私の世界を救わなきゃ」という物語を作るということは
「私の世界は何かに脅かされている」という前提が必要になるって
気づいたんですよね
あ、ほんとは
何からも自分を救う必要なんて無い
「私の世界は常に光と愛で溢れている」って前提で物語を作ったらどうなるんだろう?!って
そしたら自然と
人生に対して
「未知」と共に、「ワクワク」が沸いたんですよね✨
え、絶対最高になるやん!!!!って
本気で思えたんですよ✨
結局ほんまにね
私の場合はいつもアニメが教えてくれる
好きな事に触れる事が自分を導いてくれる
あぁ、それが、
「ワクワクを追いかけなさい」って事なんだって
改めて思ったよ
私にとってそれは
アニメだったんだなぁ✨
今日は、ちょっとマニアックな
オタクな視点からの解説でした💌
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2020/4/17