くっきー（川島邦裕）のインスタグラム(nikuguso_taro) - 3月14日 12時34分

#君たちヒマだろう
#退屈しのぎに
#これまで生きたワタシの人生を紹介してやろう
#エピソード①
母と言う生き物の認識はなく私は気がつけば漆黒の闇の中にいた。
もちろん言葉は知らず楽しみといえば光がさす穴。
穴を見上げれば私と同じ形をした生き物が隙間から見えた。
そこから溺れ落ちる音を拾い何となく言葉を覚えた。
どうやらココは下水と呼ばれる場所のようだ。
穴を通り過ぎてゆく知らぬ人間と会話をしヒト通り言葉を覚えて私は外へ出ることにした。
その頃には体は倍ほどに成長していた。
重たい鉄の蓋、後に知るのだがマンホールの蓋を開け外に出た。
外は眩しく脈が50を叩く頃やっと目がなれた。
すると目の前には私を取り囲む何十もの人間。
その中の1人、白髪の老人が私に指をさし叫んだ。
『コイツを殺せ』と
取り囲む人間達は黒目を絞り歯をガチガチ言わせながら
私に向かい殺せ殺せの大合唱。
私は人間の隙間をかい潜り逃げちぎった。
夢中で走りちぎった先にあったのは大きな木だった。
隠れるように気に登り枝葉と枝葉の間に身を潜めた。
すると女の子が近づいてきた。
木を見上げ私に何か話しかけてきている。
ボリュ(ボリューム)が小さくて聞き取れない
私は降りて話を聞こうと思った。
危険かも知れない。
でもこの女の子の顔はなんだか僕を救ってくれそうなそんな気がした。
下に降り女の子の口元に耳を寄せるとはっきりと聞き取れた。
『ターゲット確認 直ちに処分します』
カチッと言う音と共に激しい爆風
吹き飛ばされるホンの数秒の間に理解した。
あの子はニンゲン風ボム(女型)だったんだと。
ワタシの意識は完全に途絶えた。
#nikugusoart

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