nonのインスタグラム(non19841120) - 3月11日 21時45分
9年目の3月11日。
光がとても綺麗で、車を停めた。
9年を振り返った時、大切な2冊の絵本を読みました。 「あくしゅだ」
彫刻家、安藤栄作さんがいわき市の自宅、アトリエ、作品、愛犬を流され奈良に移り住んだ後、描いたこの絵本をはじめて読んだ時、胸がぐわんぐわん揺れた。少ない言葉と優しい絵で、男の子が渦巻き迫ってくる黒いものと、何度も握手を繰り返す姿が書かれてる。津波にも、放射能にも見える、黒いグルグルと、何度も何度も、1人で握手し続ける。 「にぐるまひいて」
19世期はじめの、ある家族の一年。季節の中で自然の中で、手足を動かし静かに確かに働き生活している様子が描かれてる。
全然ちがう内容だけど、この2冊は
わたしたちが大きなものの中で生きてることを感じさせてくれます。
そんな感覚が自分の中から抜け落ちていた2011年、
大きな何かをコントロールするなんて勘違いもはなはだしい、と思い知らされた大震災と大事故の後「ごめんなさい。今までたくさんのこと見ないフリ、気付かないフリしてごめんなさい。でも変わるからどうかどうか許してください」と必死に必死に祈っていた時が、わたしにも確かにあったよな、と思います。
あの時の思いに、時に誠実に時に怠慢に...自分なりに向き合って、今ここでこうしている生活があるのだと思います、が。
9年前の今日を過ごす人たちに、
9年後はこんな感じです、と言ったら「よくがんばってくれた」って、言ってくれるかな。
未だ避難生活を強いられてる方、どうにもこうにもなりようがない原発...それらをそのままにしてるわたしたち... あの時「変わりたい」と描いたものからは、正直かけはなれた2020年だよ...と思うけど、
わたしにも世の中にも
芽生えているはずの、新しいきざしみたいなものがあると信じて。 「元にもどる」なんてありえない。
何かに気付いて、確かに新しいものを、わたしたちは始めていかなくてはいけないはず。
とずっと思っています。
(頑張ろう自分)
そんな気持ち新たに
明日からまたよろしく世界。
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2020/3/11