木嶋のりこのインスタグラム(noriko_kohara) - 3月10日 20時23分


改めて、
#オザワミツグ演劇
「貧しく困ってる人よりも優先だ、ゆけーストレス怪獣!」
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
オザワミツグ演劇、3回めの出演で主演をやらせていただけて、千秋楽もできたことが本当に嬉しかったです。
今回の作品は、同じ時間軸のパラレルワールドに、自分と同じ遺伝子を持った別の人間が存在していて、その同じ遺伝子の人間が同一世界に存在すると記憶が今いる世界のものに侵食されていってしまう、という設定。(説明難しいなぁ)
この作品の参考になる同じ設定の別作品を探したのですが見つからず…多分、他にこういう設定のものって無いんじゃないかな、と思う。
新しい設定を作り上げて伝えること自体が挑戦だし、この座組でこの挑戦をできたことがとても楽しかった。
私が演じた役は、現実世界では特殊能力(人に触れるとストレスを抜いたり与えたりできる)を持った連続殺人犯を追う刑事、彩(ひかり)、パラレルワールドではその連続殺人犯の母親である彩音(あやね)でした。
稽古を続けていくにつれて、彩が彩音に教えられることと、彩音が彩に教えられることがあって、自分の中でお互いの記憶からセリフが出てくる瞬間が何度もあったのが凄く面白かったです。身体が同じ2人の人物を演じることって多分無いと思うから、こんな現象が起こるんだなぁって。

ストレスが人を傷つける引き金になることは沢山あると思う。そして、犯人の喜妬のように、大切な人を救いたかった気持ちから派生してしまう犯罪も沢山あると思う。
だけど、だから根源を消すのでは無く、彩音の言う通り「もっといい方法がある」。
結局それって周りにいる「人」なんだと思う。
大切な人のために悪になってしまうこともあるけど、大切な人を想う気持ちから生まれるものには、ストレスも悪も消す力がある。想われることにも、想うことにも、どっちにもその力はあると思う。

今回の作品を作り上げて、上演していく上で、世の中もこんな状況だし、思うようにいかないこともやっぱりあって、
ストレスがもの凄く溜まる瞬間も沢山あったけど、
私は今回このキャストのみんなに沢山ストレスを吸い取って貰って、沢山力を貰ったと思う。
誰ひとり後ろを向く人や立ち止まる人がいなかった。
自分を責めても、周りを責める人がいなかった。
思いやりと優しさがちゃんと根底にある人達しかいない現場だったから出来た作品だと思うし、だからこそ、すべての面で最後まで諦めないって思えたし頑張れた。

このキャスティングをしてくれて、素敵な言葉を沢山吐かせてくれたオザワミツグくんに、ただただ感謝です。
そしてこんな中で上演させてくれたGeki地下Libertyさんにも感謝です。
そしてそして、なによりも、
この作品を観に行こうって決意して、足を運んでくださったお客様ひとりひとりにハグしたい気持ちでいっぱいです。
足を運んで頂けることの尊さを、この状況下だから更に感じました。
本当に本当にありがとう!!!
昨夜の打ち上げでは、演出助手の玉ちゃんが作ってくれた動画を見てみんなと離れたくなくなって泣いてしまったけど、
今日からまた頑張ります!!
人が人に与える力の素晴らしさを、伝えていく。


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2020/3/10

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