中川政七商店のインスタグラム(nakagawamasa7) - 3月7日 20時12分

「奈良の春を告げる、お松明。」

ここ奈良の地では、奈良時代から1000年以上続く東大寺の「修二会」が始りました。
通称「お水取り」とも呼ばれるこの行事は、身を清めた僧侶が荒行によって懺悔し祈りをあげ、社会の平穏や五穀豊穣を祈願するものです。

天平勝宝4年（752）に創始して以来、一度も絶えることなく続く、不退の行。

お水取りのクライマックスともいえる「お松明」は、奈良の街を一望できる舞台の上を、火の点いた大きな松明を持って駆け回る姿が印象的です。

わたしも初めて奈良へ移り住んで目の当たりにしたとき、その厳粛さと力溢れる様子に、涙がこぼれたのを覚えています。

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