中瀬萌のインスタグラム(moe0814n) - 2月19日 23時08分



QUIET NOISE arts and break - Instagrammers Gourmet


2020年初個展、
「WHEN I FILL.」無事終了致しました。

来て下さった方々
本当にありがとうございました。





実は今回Quiet Noise Gallery(以下QN)で
展示をするというのは
前回のみどり荘での展示前に決まっていて。

QNは、ずっと個展を行いたいと
思っていた場所だった。
いつかやりたいですとだけ言っていた。
いつかはわからないけどいつか、と思っていた。

ディレクターの竜さんがみどり荘個展前に
一度アトリエに作品を見に来てくれた。

いいね、やろうよ来年。
とサラッと竜さんが言ってくれた。

あれま、ほんとに本当にですかと
そしたらすぐさまその場で一月のスケジュールを出してくれた。このスピード感は竜さんだからこそだと思うけども、本当に驚く。すぐに一月が来た。

干からびる前に水をと
間髪なしで作り始めた三ヶ月間は、
正直、制作中の記憶があまりない。

終わった今、あぁこんなだったかもと
ぽつぽつ思い出すことがあるけど
曖昧なもので何も役に立たない。


すっからかんになる。なっている。

在廊中はいつも緊張する。

誰がくるのかどう思って観ているのか
どこまで言葉にすべきか、わからない。

ほぼ毎回サテライト展示場所でもある
@candlecafe12 に行った。
昼は裕子さん @yuko_i_t がいつもいつも必ず笑顔で
両手をいっぱいに振って(それがめちゃくちゃ可愛い。)お疲れ様と言ってくれる。

在廊後の夜は、竜さん @ryusuke_inoue が立つバータイムで。
放り投げるような
アァア〜疲れたっす〜
お腹空いたんでビールとカレーください、を言いに。

東京で1人で飲みに行くことができるのは
ここしかなくて、でも行くと特に話したいことがないのがわかる。2人にただ会いたいのだとわかる。

個展に関しての作品の話は特にない。
観てくれた人だけが何か思ってくれるといい。

「WHEN I FILL.」とタイトルをつけたが
作品よりも私のことだと思った。

ただ、こうして満ちたいと。

またすっぽり穴が空いてしまうことに
寂しさよりも怖さがある。

アトリエでずっと1人で制作してて寂しくならないんですか?と毎度よく聞かれる。
1人になりたくてなってるわけなかろう
1人にならなければいけないからすよ。
と、やっとそれを気づいたほどに、
今までだったら強がっていたかな。ヨユ〜っす。案外平気。とかね

素直になればなるほど何かを誰かを求めてしまうこと。
強がれば強くなると思い込むほど弱くなること。
いつもそれをバランスという適当な言葉で誤魔化す。慣れてくる。曖昧にしていく。仕方なく、よりも心無く。

東京から離れたくないとこんなにも思ったのは
初めてくらい、寂しいと思った。
(だからきっとすぐ戻る。当分制作したくないくらい腑抜けです。)

人に対してどうでもいいと投げやりになってきた自分を
一つずつ見返すことができるのは作品だけで。
やっぱりどうしても向き合わなければいけない。

過去を思い出そうが先が不安だろうが今に不満があろうが全部ひっくるめて私は自由であり、誰にも縛られたくないし縛ることができない。

自由の中に空虚と孤独と
人に対する愛があることを理解する。

こんな小っ恥ずかしいことを
こんなにも長ったらしく書くことも
全部私だと、今はなんだか言える気がした。
あーあ。ダサい。はずかしいね。

また会いましょう。どうもありがとうございました。


2020. 2/19 
Kemmy


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