フルカワミキのインスタグラム(miiikiiicom) - 2月15日 13時58分


女子高校生の話をしていたんですが、ふと今日はこれ「潤一」のサントラを聴きながらー

学生服がアイコンとされる思春期の女の子のお話は、心情的に観れないというか全く共感できないものが多かったのですが、
「潤一」の女子高校生のお話は、寧ろ好きでした。
好きな描写だったんです。

子供扱い大人扱い、
都合良いように分類もされたりする年齢だし、精神の成長痛もあって、
傷付きやすく、
死が遠いことのような幻想のような魂の新しさを残していて、

でも、受け入れなければいけないとか、絶対的な存在感であった親も不完全に心と身体に汗をかきながらうごめくひとりの人間であることも、
なんとなくわかってきて、
性や恋心に目覚めて、自分の心は自分の心で自立していきます。

震災の時に子供だった子が、成人になった時の誰かのスピーチだったかなあ、記事だったかに、 「子供ながらに、早く大人になりたいと思った、大人にならなければならなかった」とあって、さりげなく感銘を受けてホロっとしたことがあります。

早く大人になりたい、とか、なりきれないとか、命ってなんだろう手を繋いだりキスをしたり恋とか愛ってどんな感じなんだろうとか、
泣きたかったのか泣けなかったのか泣いてよかったのかわからない静かな気持ちとか、

そういう変化の想像や実際の出来事は、風の匂いが変わるようにすれ違ったり纏ったりするものです。

谷川俊太郎の詩にも、
親が死ぬ時に、恋人や好きな人のことを考えている そういう詩がありますが、
そういう人間らしさ、リアリティってのが、しっくりきます。

自分は学生服で楽器を持って歩くことに嫌悪があって、
そうしなければならないときは、なるべく隠したり着替えたりして運んでいました。

制服とは違う場所を求めて、
90年代洋楽がフィットして、兄が聴いていて耳にしていた80年代とは違う新しい価値観に出会い考えたり感じながら、
親とも友達とも共有しない「自分だけの秘密」を持った、
ひとりの人間です。
それまで、特に救われた感覚はありませんでした。遠くの国の価値観が、ピンときたなあと。

それは個人的な90年代の捉え方の話になるので別の話にしますが…

その辺、ソフィアコッポラとかの表現も好きだなあ。

川を渡る描写がよかった。
音楽も。勝井さんがヴァイオリン弾いていますね。


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2020/2/15

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