SPURのインスタグラム(spurmagazine) - 10月2日 14時18分

ニコラ・ジェスキエールがいざなうベル・エポックへの旅。近未来的な世界を打ち出してきたこれまでとは一転、19世紀末から第一次世界大戦前までのムード色濃い、レトロシックなルックを披露した。
着想源はサラ・ベルナール。挑発的で情熱的な彼女の魅力と、プルーストの世界をハイブリッド。胸には蘭のコサージュ。古き良きパリの情景を彷彿とさせる一方で、会場を木材のシンプルな仕立てに抑えたのも、注目すべき点。木材はすべて再利用され、他の設営機材もすべてレンタルするなどLVMHの環境問題へのコミットメントがここにも。
圧巻だったのが、正面の巨大スクリーンに投影されたソフィ　@sophie_msmsmsm の「It's Okay To Cry」MVの特別ロングバージョン。「内なるあなたが、最高のあなたの姿」「心のなかにある闇も含めてあなたを知りたい」「泣いてしまっても大丈夫」と語りかける歌詞とベルエポックなルックを目の当たりに、涙を浮かべるゲストも。トランスジェンダーであることを表明しているソフィ。パリコレを締め括るにふさわしい、力強く美しいショーとなった。
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• ルイ・ヴィトン