佐藤佳菜子さんのインスタグラム写真 - (佐藤佳菜子Instagram)「子供ってこうやって言葉を覚えていくんだな、という過程を体感している。子供の頃は説明がつかなかったが、いま、大人として再体験するとそのメカニズムに気づく。大事なのは教科書でも辞書でもなくて、目の前で使っている人を見てその使い方とタイミングを覚えることだ。子供は親たちの口ぐせ、保育園の先生の言い回しをよく知っている。まさにそれだ。使っている大人を見てマネをする。ああ、こういうときの単語はこれか。ああ、これの返事ってこうか。その繰り返し。毎日毎日、新しい単語に出会って頭の中で何度も反すうして、頭の辞書にしまう。きっといつのまにか覚えていた日本語にも過去にはこういう過程があったんだと思う。朝6時に起きてベッドの中で考える。 Conspiracy （陰謀） Large intestine （大腸）一晩たって昨日知った単語をまだ覚えているかの確認。忘れていたときはとなりの夫に聞く。大腸ってなんていうんだっけ。ねぇ、昨日のあの単語なんだっけ。夫は慣れている。妻が朝イチ起き抜けに “陰謀” とボソボソ呟いていようが彼のさわやかな朝の第一声が “大腸”だとしても夫はさして気にしている様子がない。外国人の妻と結婚した宿命だ。ちなみに昨日覚えた単語は Fungus （真菌）庭の植物に斑点ができた原因を調べていたら出会った。さて、今日の単語はなんでしょうか。 #イミンの話」9月13日 20時23分