丹野みどりのインスタグラム(midorimarron) - 8月12日 10時04分


◆コラム ◆ 『思い込み』ってあるな、
「無意識」だからこそ
「思い込み」なのだけれど、
それだけに気をつけないと…
と思った出来事が二つありました。

先日、某企業様の周年式典の司会を
とあるホテルでさせて頂いて
いた時のこと。

司会台にいつも
お水のグラスを頂くのですが、
口紅が取れにくいように
ストローをさして頂きます。

その日も本番前、
マイクチェックのため
その司会台で色々と準備をしていて
喉が乾いたのでふとグラスを手に取り
視線は原稿に目を落としながら
ストローを口元に運びました。

唇をつけた瞬間、違和感に「あれ?」 そのストロー、
いわゆる普通のストローではなく
紙製の少し太いストローでした。

海のプラスチックゴミ汚染対策で
そのホテルはストローを
プラスチックから紙製のものに
切り替えていたのです。

ああ、なるほどと
すぐに分かったものの、
ストローの感触はあんな感じ…と
「思い込んで」いるので

紙製のストローが唇に触れた瞬間
違和感を感じた訳です。

これも時代、世の変化だから
すぐに慣れていくのだろうけれど、 『無意識に思い込んでいる感覚』
というものは
かくも敏感なものなんだと
思った出来事でした。
これがまず一つ。

そして、また別の日。

地下鉄に乗り込むと、
車イスなどが広く使える
優先スペースにベビーカーがあり
反対側の優先席には、
女性、外国の男性、高齢の男性の
3人が座っていました。

ベビーカーは、
向こう側を向いて停まっていたので
中の赤ちゃんは
私からは見えなかったのですが、
ちらりとピンク色のタオルケットが
見え、可愛いなと思いながら、
微笑ましくそのベビーカー近くに
立っていました。
すると、次の駅で、
優先席に座っていた若い女性が
すくっと立ち上がり
右肩には大きなママバッグらしき
黒いナイロンバッグをかけたまま
思い詰めた表情で
ダッと車内から駅のホームに
走り降りました。
プシュー。
地下鉄のドアが閉まり、発車。 『え❓ え❓❓ どうしよう😖💧
お母さんがベビーカーを置いて
降りて行っちゃった❗❗』 育児放棄?
次の駅で通報する?
車内の人誰も気づいていない!! …どうしよう😱💧 …と焦っていた次の瞬間、
優先席に座っていた
中東系の男性がすくっと立ち上がり
ベビーカーを覗きこんで
あやし始めるではありませんか。 …ああ、良かった。

とはいえ、 【ベビーカー=ママ=若い女性】

というすごい思い込み。
しかも、次の駅で降りて行った
そのパパが押していたベビーカーには
くりくりお目めの男の子! 【ピンクのタオルケット=女の子】

これも思い込みです。

どちらも完全なる
無意識な上での思い込みが
招いたものでした。

逆にいえば
『これは普通こうだろう』とか
『こうといえば、これでしょう』など

知らず知らずのうちに
先入観や決めつけの価値観に
縛られている自分がいるのです。

常日頃私は
「オープンマインド」でありたいと
心がけています。

つまり、人と接するとき
どんな人にも興味関心をもち
否定したり攻撃したりせず
先入観や偏見を持たず
ひとまず相手を受け止めて
自分も自己開示する…

こんな心もちです。

しかし、
そんなつもりでいる私なのに
無意識な思い込みというのは
こんなにもあって

裏を返せば
そんな無意識な思い込みにより
誰かを傷つけていることが
あるかもしれません。

こうした無意識な思い込みによって
凝り固まった価値観や風土が作られ
社会が変わっていく足かせに
なってしまう、その一端を
自分が無意識に担ってはいけないと
改めて思いました。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
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株式会社 丹野みどりアナウンス事務所info@tannomidori.co.jp

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2019/8/12

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