D[di:]のインスタグラム(deeth) - 8月4日 10時06分
2006年にスタートした公募プログラムで、瑞々しい新進アーティストによる「新しい美の発見と創造」を応援するshiseido art eggで今年入選された3名のアーティストのうちのひとり、小林清乃展レセプションに行って来ました。
Polyphony 1945と題された展示は、
1945年に東京の女学校を卒業した7人の女性によって書かれた、あるひとりの同窓生あての「手紙」を“原作“として、制作したサウンドインスタレーションの形式をとっています。
ポリフォニックとはポリフォニー(多声音楽)からきており、ポリフォニーは複数の独立した声やメロディーが重なり協和しながら進行する音楽のことだそう。
1. 配置されたスピーカーから、7人の女性が実際の手紙を台本にしたものを朗読している声音、ピアノ曲(戦時中も実際にラジオでクラシック音楽は継続して流されていた)がそれぞれ流れ出し、会場で一つの曲となるようになっている。
2.作家いきつけの古書店で手製の木箱に入った手紙の束を購入したのがこの作品の起点になったという。実際の手紙の写真。
3.手紙はどれも草書体という、英語でいう筆記体で書かれており、
、現在では読むのになかなか難儀。
4.
会場のそこかしこに、当時を醸し出すプロップが配置されている。テーブルの上にあるのは、吉屋信子の小説「花」。吉屋信子研究に勤しむ我が後輩T女史はこの展示をみて何を思うかしら。
5.手紙筆者のポートレイトと勿忘草の押し花
6.ワークショップの光景映像と、朗読前に行われた作家と役者による対話集をよむことができる
7.対話集より
8.一緒に展示みにきた綾奈ちんの女学生てき拝読姿勢
10.お土産でいただいた資生堂ギャラリートートはギャラリーの見取り図がプリントされていて、ちょっとかわいい。
会期は8月2日〜25日と、終戦記念日である15日をまたいだ日程で開催される。灼熱の外と裏腹にひんやりとした仄暗いギャラリーで、静かに聞こえてくる74年前の少女たちの想いや言葉に耳を傾けるのは祈り的なイニシエーションとなりそう。
#shiseidoartegg
#shiseidogallery
#資生堂ギャラリー
#kiyonokobayashi
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2019/8/4